しらぎくモバイルシステムでイメージマジックまたはNetPBMを利用する場合、第3.769版(平成18年 7月 5日)以降では画像の扱いにおいて制約事項が大幅に緩和されます。
尚、しらぎくさいと実験室では、イメージマジックまたはNetPBMが実装されているかどうかを確認するスクリプトも配布しておりますので、お使いのサーヴァの仕様が分からない方は是非ご利用下さい。
外部画像処理系が利用出来る条件 (平成19年 5月 2日 更新)
以下の条件を満たしたサーヴァでご利用の場合、しらぎくモバイルシステムで外部画像処理系がご利用になれます。
しらぎくモバイルシステムで画像処理系としてイメージマジックを利用するには、以下の条件を満たしている事が必要です。
イメージマジックでは殆どの処理をバイナリ(機械語)で処理されるため、かなりのパフォーマンス向上が期待出来ます。
しらぎくモバイルシステムで画像処理系としてNetPBMを利用するには、以下の条件を満たしている事が必要です。
パフォーマンスはイメージマジックに較べると若干劣りますが、従来のピュアPerlでは処理速度上不可能だった事は一通り実用上ほぼ差障りの無い速度で可能になります。
しらぎくモバイルシステムで外部画像処理系を利用した場合、ピュアPerlでの処理に較べて以下の制約が取り払われます。
Perlでの画像処理は時間が掛かるため、画像解像度に厳しい制限を与えておりました。
一方、外部処理系は処理が高速なため、携帯端末で使えない解像度の画像も適宜縮小して配信する事も可能になります。
このため、外部処理系を利用すればQVGA液晶端末向けの画像を標準サイズ画像として利用する事が出来るようになります。
例えば、JPEG画像においては、プログレッシヴ形式の利用も可能になります。
また、PNG画像でのインタレース方式もそのままで対応出来るようになります。
しらぎくモバイルシステムで外部画像処理系を利用した場合、端末の条件に従い、以下のようになります。
非QVGA液晶端末及びソフトバンクの非パケット端末に対しては、以下の条件を満たした画像で対応可能な形式であればそのまま配信します。
この条件を満たしていない場合、以下の解像度に縮小されます。
これは、形式変換などにより思わぬファイルサイズの増加が起こる場合があるため、画像を小さめにするようにしている事に依ります。
また、旧型のiモード端末ではカラー対応であっても白黒化する場合があります。
QVGA液晶端末に対しては、以下の条件を満たした画像で対応可能な形式であればそのまま配信します。
この条件を満たしていない場合、上記の解像度に縮小されます。
VGA液晶端末に対しては、以下の条件を満たした画像で対応可能な形式であればそのまま配信します。
この条件を満たしていない場合、上記の解像度に縮小されます。
しらぎくモバイルシステムで外部画像処理系を利用した場合でも画像擬似拡大機能は機能します。
それでも、画像縮小機能で定められている解像度以上になった場合には、その枠内の解像度に自動的に制限されます。
しらぎくモバイルシステムで外部画像処理系を利用する場合、以下の点にご留意下さい。
特に
は常に透過属性が破棄されます。
また、PNG画像のアルファチャネルや透過度パレットも破棄されます。
このため画像の背景色及び透過属性を与えたパレットには、サイトで利用する背景色に近い色を指定する事をお奨めします。
GIF画像やPNG画像を縮小する場合、JPEG画像に対応している端末にはJPEG画像で配信します。
外部画像処理系を用いた場合、画像処理の制約が大幅に緩和されます。
例えば、従来は非QVGA液晶端末向けの画像を用意しなければなりませんでしたが、外部画像処理系を利用すれば、QVGA液晶端末向けの画像を非QVGA液晶端末向けに適宜縮小して利用する事が可能になります。
実際にQVGA液晶端末向けの画像のみを用意する場合は以下のようにして下さい。