しらぎくモバイルシステムには、機種別コンテンツ宣言機能があります。
これは、例えば非HTML端末(WAP 1.0やH"リンク)では適切に変換出来ない、或いは利用出来ないコンテンツを削除したり、逆に代わりのコンテンツを追加したりする事が出来る機能です。
実際にはHTMLでのコメント宣言で実現します。
<!-- dev -->宣言…特定のキャリアでのみ/特定のキャリア以外で有効なコンテンツ。(平成19年 3月23日)
<!-- noflash -->宣言…フラッシュ非対応環境向けの代替コンテンツ (平成19年 2月22日)
旧型機画像非表示モードの切替宣言 (平成19年 3月19日)
第4.252版(平成18年10月 9日)以降では、
において、これらの一部のみ有効なコンテンツ、またはこれらの一部では適用しないコンテンツを指定する事が出来ます。
この場合、特定のキャリアでは非表示にしたいコンテンツに対して、以下のように記述します。
<!-- dev -
キャリア名-->
(非表示にしたいコンテンツ)<!-- /dev -->
<!-- dev
の直後に「-」が付きます。この場合、特定のキャリアでのみ表示したいコンテンツに対して、以下のように記述します。
<!-- dev
キャリア名-->
(表示を制限したいコンテンツ)<!-- /dev -->
<!-- dev
の直後に「-」を付けません。以下のキャリア名を指定する事で制限を掛ける事が出来ます。
<!-- dev -->宣言を入れ子にする事も出来ます。
例えば以下のように記述した場合、
<!-- dev - wap1 hlink -->
(コンテンツ 1)<!-- dev imode -->
(コンテンツ 2)<!-- /dev -->
<!-- /dev -->
以下のように扱われます。
コンテンツ 1及び
コンテンツ 2はいずれもWAP 1.0とH"リンクでは非表示になります。
コンテンツ 1は必ず表示されます。
コンテンツ 2は表示されません。
尚、<!-- dev -->宣言で非表示にした場合、その中に<!-- dev -->宣言を入れて表示指定にしても表示される事はありません。
第4.300-3版(平成19年 3月23日)以降から、<!-- dev >宣言に新たな書式が利用出来るようになりました。
<!-- dev >宣言で幾つもの機種別のコンテンツを記述した場合、HTML文書としておかしくなる場合があります(例えば開始タグまたは終了タグのどちらか片方のみを含む<!-- dev >宣言を用いた場合など)。
このような場合にローカルでの確認が難しくなるため、新たな拡張構文をご用意しました。
書式は、以下のようになります。
<!-- dev
(キャリア名など)/
(コンテンツ)-->
排除を表す-
及びキャリア名を適宜列挙した後に/
を記述すると、それ以降-->
までに書かれたコンテンツは以下のように扱われます。
-
」が含まれている場合-
」が含まれていない場合コンテンツには、--
(半角ハイフン二個)が含まれない限り、改行や「>
」などのどんな文字も許されます。
-
」と十進数の数値文字参照で記述して下さい(その他の書式の文字参照はそのまま反映されます)。この書式を利用する事で、特定端末向けの記述を、ローカルではコメントアウトされたものとして取扱う事が出来るようになります。
例えば以下のように記述した場合、
<!-- dev - imode jphone / (コンテンツ) -->
以下のように扱われます。
コンテンツはiモード及びソフトバンク在来機では無視されます(排除を表す
-
が含まれているため)。コンテンツは必ず表示されます。
以下の振分け宣言は、第3.766版(平成18年 6月 8日)以前から実装されているものですが、第3.766版(平成18年 6月 8日)以降も引続きサポートしております。
<!-- ionly -->宣言宣言は、iモードやWAP 2.0でのみ有効なコンテンツを記述するのに用います。
ソフトバンクなどの対象外端末ではこの宣言内の記述は全て出力されません。
具体的な書式は以下の通りになります。
<!-- ionly -->
(iモードやWAP 2.0でのみ有効なコンテンツ)<!-- /ionly -->
<!-- jonly -->宣言宣言は、ソフトバンクでのみ有効なコンテンツを記述するのに用います。
ソフトバンク以外ではこの宣言内の記述は一切出力されません。
具体的な書式は以下の通りになります。
<!-- jonly
(ソフトバンクでのみ有効なコンテンツ)-->
--
(二個以上連続する半角ハイフン)を記述しないで下さい。半角ハイフンを二個以上入れる必要がある場合は、最低でも一個おきに「-
」と十進数の数値文字参照で記述して下さい(その他の書式の文字参照はそのまま反映されます)。<!-- noj -->宣言宣言は、ソフトバンク以外で有効なコンテンツを記述するのに用います。
ソフトバンクではこの宣言内の記述は一切出力されません。
具体的な書式は以下の通りになります。
<!-- noj -->
(ソフトバンクでは出力させたくないコンテンツ)<!-- /noj -->
<!-- honly -->宣言宣言は、H"リンクでのみ有効なコンテンツを記述するのに用います。
H"リンク以外ではこの宣言内の記述は一切出力されません。
具体的な書式は以下の通りになります。
<!-- honly
(H"リンクでのみ有効なコンテンツ)-->
--
(二個以上連続する半角ハイフン)を記述しないで下さい。半角ハイフンを二個以上入れる必要がある場合は、最低でも一個おきに「-
」と十進数の数値文字参照で記述して下さい(その他の書式の文字参照はそのまま反映されます)。<!-- noh -->宣言宣言は、H"リンク以外で有効なコンテンツを記述するのに用います。
H"リンクではこの宣言内の記述は一切出力されません。
具体的な書式は以下の通りになります。
<!-- noh -->
(H"リンクでは出力させたくないコンテンツ)<!-- /noh -->
<!-- htmlonly -->宣言宣言は、HTML/XHTML端末(iモード, ソフトバンク及びWAP 2.0)でのみ有効なコンテンツを記述するのに用います。
WAP 1.0やH"リンクではこの宣言内の記述は一切出力されません。
具体的な書式は以下の通りになります。
<!-- htmlonly -->
(HTML/XHTML端末でのみ有効なコンテンツ)<!-- /htmlonly -->
<!-- nohtml -->宣言宣言は、HTML/XHTML端末以外の端末(WAP 1.0やH"リンク)で有効なコンテンツを記述するのに用います。
iモード, ソフトバンク及びWAP 2.0ではこの宣言内の記述は一切出力されません。
具体的な書式は以下の通りになります。
<!-- nohtml
(HTML/XHTML端末以外でのみ有効なコンテンツ)-->
--
(二個以上連続する半角ハイフン)を記述しないで下さい。半角ハイフンを二個以上入れる必要がある場合は、最低でも一個おきに「-
」と十進数の数値文字参照で記述して下さい(その他の書式の文字参照はそのまま反映されます)。WAP 2.0端末で外部CSSをリンクしないページにしたい場合は、この宣言をHTML文書内に記述します。
この宣言が記述された場合、iモードやソフトバンク在来機のように、設定スクリプト「KConfig.pl」で設定された表示色及びHTML文書中の物理要素・属性で設定された表示色が適用されます。
旧型端末など、フラッシュが表示出来ない環境向けに作成した代替HTMLコンテンツに記述する事で、対応している環境がアクセスした場合には指定したURIにリダイレクトします。
<!-- noflash -->宣言の基本的な書式は以下のようになります。
この書式で記述した場合、PCでは画面全体にフラッシュが表示されるようになります。
<!-- noflash
フラッシュ対応環境向けのフラッシュコンテンツへのURI-->
-
を二個以上連続させて含める場合には、必ず-
と数値文字参照で記述して下さい(文字実体参照及び十六進数での数値文字参照は対応しておりません)。<!-- noflash -->宣言には、PCで閲覧した場合のフラッシュの解像度を指定出来る書式もあります。
<!-- noflash
フラッシュ対応環境向けのフラッシュコンテンツへのURI#
幅x
高さ-->
URIの末尾に「#
」に続いて
x
」の順に記述します。
<!-- forceexternalimg -->
を記述すると、以後旧型機画像非表示モードに入り、旧型機では画像の代わりに当該画像へのリンクが表示されるリンクモードになります。
旧型機画像非表示モードとなっているコンテンツに<!-- noexternalimg -->
を記述すると、以後強制画像モードになり、旧型機でも画像が表示されるようになります。
旧型機画像非表示モードとなっているコンテンツに記述した<!-- noexternalimg -->宣言を取り消すためのものです。
記述すると以後リンクモードに戻り、旧型機では画像はリンクに置き換えられます。
旧型機画像非表示モードでは<!-- noimgmode -->
と<!-- /noimgmode -->
の間はテキストモードとなり、この間は画像はテキストのみに置き換えられ、リンクは生成されなくなります。