スクリプトの設定。

ここではしらぎくモバイルシステムでの設定項目について解説します。

スクリプトの設定・目次。

  1. 本体スクリプト「K.cgi」「img.cgi」での設定

    1. Perlパスの設定
    2. システムディレクトリへの絶対パスの設定(通常は不要) (平成19年 8月11日)
  2. 設定スクリプト「KConfig.pl」での設定 (平成19年 8月11日)

    1. 一般の設定 (平成19年 8月11日)
    2. スタイル定義の設定
    3. PCの携帯端末モードでの色設定(平成18年10月12日)
    4. 画像・アイコンに関する情報(平成19年 3月19日)

    5. パスワード認証を用いる場合の設定
    6. その他の設定

      1. エクストラパス利用設定
      2. サーヴァ移転で用いる仮アドレスに関する設定
      3. サーヴァが持つ別名ドメインでのアクセス制限
      4. 特定URL以外からのアクセス制限
      5. サイト内で保持すべきクエリ名の設定
      6. サイト内で名前の無いクエリを保持するかどうか
      7. キャッシュ機能の設定 (平成17年12月15日)
      8. 簡易実機判別機能の設定 (平成18年 9月15日)

本体スクリプト「K.cgi」「img.cgi」での設定。

Perlパスの設定。

取引サーヴァの指定に従って一行目の「#!/usr/bin/perl」を適切なものに変更して下さい。

システムディレクトリへの絶対パスの設定(通常は不要)。(平成19年 8月11日)

第4.3327版(平成19年 8月11日)以降、アパッチ, An HTTP及びIISなどでは環境変数からスクリプト設置パスを求められるようになったため設定が不要になりましたが、正常にスクリプトのパスが解決せずにエラーが出てしまう場合には、「K.cgi」「img.cgi」の三行目の

の右辺を「K.cgi」が収納されているディレクトリへの絶対パスに変更して下さい。

正常に動作している場合には設定は不要ですが、絶対パスを記述する事で環境変数からパスを求める手数を省く事も出来ます。

設定スクリプト「KConfig.pl」での設定 1。

重要な注意事項。

当システムの設定ファイルはPerlのスクリプトです。文法エラーが生じないように充分ご注意下さい

また、相対パスを記述する箇所は、CGI設置ディレクトリ基準で、末尾が「/」となる相対パスを指定します。

一般の設定。(平成19年 8月11日)

$cgi_ext…CGIの拡張子の設定。

ウィンドウズIISサーヴァ及びmod_perlで実行させる場合に限り、「$cgi_ext='pl';」に変更して下さい。

$forceAccesskey…強制accesskey出力拒否。

当システムではHTML文書の先頭から順に、空いているダイヤルボタンをaccesskey属性で割り当てます。

しておいて下さい。

$cache_ttl…端末側キャッシュ寿命のデフォルト値。(平成19年 4月22日)

端末側のキャッシュ機能が利用出来る場合に、そのデフォルトの保存時間を秒数で指定します。

適切な時間に設定する事で、同一ページを再度開く場合でもサーヴァへのアクセスが省略され、サーヴァへの負荷削減と転送量の節約に繋がります。

$noHDML…WAP 1.0での強制HTML配信フラグ。(平成19年 4月22日)

サーヴァの実装上の都合で、WMLが適切に配信出来ない場合に、WAP 1.0端末に対してもHTMLを配信するのであれば1を指定します。

$yearStyle…クレジットの年号形式指定。(平成19年 4月22日)

PCで表示される『しらぎくモバイルシステム』のクレジットを西暦表示にする場合は1にします。

$gzip…GZIPライブラリへのパス。

PCで閲覧する場合には転送量を節約するためにGZIP圧縮を施します。

多くの場合この圧縮ライブラリへのパスは「'/bin/gzip'」ですが、稀に異なる場合もあり、また一部対応していないサーヴァもあります。

PCで閲覧して画面に何も表示されない場合はサーヴァ管理者にお問合せのうえで正しいパスを指定して下さい。

$this_addr…当システムの設置アドレス。(平成19年 8月11日)

通常は空文字列のままでかまいません

但し、以下の場合には設定が必要となります

CGIへのパスが正しく解決せず文書や画像正しく表示出来ない場合
この場合にはhttp://で始まる当システムへの絶対アドレスを記述して下さい。
$textreladdr…テキスト収納最上位ディレクトリへの相対パス。

CGIから見たHTML文書収納ディレクトリのうち、最上位ディレクトリへの相対パスを指定して下さい。

既にiモードやEZウェブ用のHTMLサイトを構築されているのであれば、収納ディレクトリはサイト収納ディレクトリが収まるように設定すれば良いでしょう。

$textext…テキストの拡張子。

HTML文書の拡張子を大文字小文字を間違えずに指定して下さい。

$index…ディレクトリ名指定の場合のデフォルトファイル名。

デフォルトファイル名が「index」以外の場合は、指定されているデフォルトファイル名を拡張子を省略して書いて下さい。

$home…トップページのファイル名。

サイトのトップページのファイル名がデフォルトファイル名と異なる場合は、トップページのファイル名を拡張子を省略して書きます。この場合$indexの指定より優先されます。

$path_i18n…日本語パス名を利用する場合の文字コード。(平成19年 6月25日)

HTML文書のディレクトリ名及びファイル名に日本語を使う場合には、この変数でサーヴァに置かれたHTML文書ファイルの文字コードを指定します。

日本語の場合、以下の文字コードとなります。

'shift_jis'

シフトJISコードでファイル名がエンコードされている場合。

  • サーヴァまたはFTPクライアントに依っては、「ソ」「申」「十」「表」等一部の文字を含んだファイル名が転送で文字化けする場合があります。
'jis'

ISO-2022-JPでファイル名がエンコードされている場合。

  • ファイル名がこの文字コードでエンコードされているファイルの設置は出来ない場合があります。
'euc-jp'
EUC日本語コードでファイル名がエンコードされている場合。
'utf-8'
UTF-8コードでファイル名がエンコードされている場合。

この変数を設定しないでの日本語パス名利用も可能ではありますが、トラブルの恐れがあるため必ず設定するようにして下さい。

尚、日本語パス名には、半角英数字, 半角ハイフン, 半角アンダスコア, 半角ピリオド, 全角仮名文字・仮名記号, 反復音符(「々」など)及び漢字のみを利用するようにして下さい。

$css…PC用CSSへのURLまたはリンク。

PC向けにCSS定義ファイルをリンクしたい場合は、当該CSSを絶対アドレスで直接記述するか、当該CSSを絶対アドレスで記述したhref属性を持つ<link>要素を値として記述して下さい。

以下に記述例を挙げておきます。

URLで記述している例。
$css='http://www.uso800.ne.jp/css.css';
<link>要素で記述している例。
$css='<link rel="stylesheet" href="http://www.uso800.ne.jp/css.css" />';
お気に入りアイコンもリンクしている例。
$css='<link rel="stylesheet" href="http://www.uso800.ne.jp/css.css" /><link rel="shortcut icon" href="http://www.uso800.ne.jp/favicon.ico" />'
$css4wap2…WAP 2.0端末用CSSへのURLまたはリンク。

WAP 2.0端末向けにCSS定義ファイルをリンクしたい場合は、当該CSSを絶対アドレスで記述したhref属性を持つ<link>要素を値として記述して下さい。

以下に記述例を挙げておきます。

URLで記述している例。
$css4wap2='http://www.uso800.ne.jp/css.css';
<link>要素で記述している例。
$css4wap2='<link rel="stylesheet" href="http://www.uso800.ne.jp/css.css" />';
$mail…連絡先メールアドレス。
$author…制作者名。
$homepage…制作者のウェブアドレス。

いずれも制作者の情報を記述するためのものです。これらはPC向けのHTMLヘッダに記述されるので、公開しても構わない内容にして下さい。

$err404…Not Found エラーページのファイル名または相対パス。

独自のエラーページを作成したい場合は、この変数にファイル名または相対パスを入れます。

尚、HTML文書以外のリソース(画像など)を指定した場合にはエラーページは表示されません。



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