しらぎくモバイルシステムには、HTMLの要素の処理に制約があります。
これらの制約はしらぎくモバイルシステムによるものだけでなく、端末側の制約によるものもあります。
WAP 2.0端末以外では全て無効となります。
WAP 2.0端末では以下のようになります。
<link rel="stylesheet">
要素は無効となります(設定ファイルで指定されたプロパティシートへのリンクを変換後のHTML文書に書き足して、外部CSSファイルをリンクします)。物理要素・属性が使えないWAP 1.0及び表現に制約が多いH"リンク以外では、以下の要素が有効となります。
<font>要素(color属性及びsize属性), <body>要素の表示色属性, <blink>要素, <marquee>要素, <br>要素, <hr>要素, <center>要素及び<h○>要素などのalign属性。
<big>要素, <small>要素
<u>要素, <i>要素及び<b>要素。
基本的にWAP 2.0端末に対しては、物理要素・属性は全てインラインスタイルシートに変換されます(<big>要素, <small>要素, <i>要素及び<b>要素を除く)。
<font>要素のsize属性及びcolor属性、<div>要素などのalign属性などもstyle属性に置換されます。
特に<center>要素は<div style="text-align: center; ">要素に置換されます。
<font>要素のsize属性は値に対応するパーセンテージに変換されます。
絶対指定の場合(属性値に「+
」「-
」が付かない)は仕様に従い「3」を「100%」とし、 1から 7まで有効とします。
相対指定の場合(属性値に「+
」「-
」が付く)は-7から+7までを認識します( 0は除く)。
WAP 1.0では、以下の要素が有効となります。
<i>要素, <b>要素, <u>要素, <big>要素, <small>要素, <marquee>要素, <br>要素, <hr>要素, <center>要素及び<h○>要素などのalign属性。
その他の物理要素は無効となります。
H"quot;リンクでは、<font color="
…">
要素と<blink>要素(端末依存)のみ有効となります。
その他の物理要素は無効となります。
ソフトバンクの初期端末(非パケット・ステーション非対応)では、<table>関連要素にbgcolor属性が使えません。このため、<table>要素内の<font>要素はテキストを読めなくする危険があるため、自動的に削除されるようになっております。
以下の端末でのみ有効となります。
背景画像は対応していない端末も少なくありません。
このため、背景画像が表示されない場合に代用する背景色も必ずご指定下さい。
WAP 2.0端末でサイト外の画像を背景に利用する際、URLに「;
」または「&
」が含まれていると正常に表示出来ない端末があります。
WAP 1.0/2.0以外では、以下の要素が有効になります。
これらの要素は、設定ファイルでのスタイル定義の設定に従って<font>要素などに前変換します。
また、<q>要素については、WAP 2.0以外では引用符が前後に附加されます。
WAP 2.0では、以下の要素が有効になります。
WAP 2.0ではこれらの要素のタグを特に変化させません。
スタイルは外部CSSプロパティシートに任せております。
WAP 1.0では、以下の要素が有効になります。
<blockquote>要素の前後には、全端末で自動的に「以下引用」「引用ここまで」の表示が行なわれます。
また、<blockquote>要素にtitle属性が附与されている場合は、当該要素の前の表示は「<cite>
○○</cite>より引用」に前変換されます。
また、ソフトバンク在来機, WAP 1.0及びH"リンクでは、引用部分の行頭に自動的に「>」が附与され、引用部分である事が分かり易くなります。
非携帯端末に対しては、<meta name="description">
要素が有効になります。
携帯端末では無視されます。
検索エンジンに対して、<meta name="robots">要素でインデックス登録及びリンク追跡の可否を指示する事が出来ます。
例えば、<meta name="robots" content="INDEX, FOLLOW">
と記述した場合、インデックス登録もリンク追跡も許可する事となります(デフォルト)。
第3.704版(平成17年12月 5日)以降では、<meta>要素にhttp-equiv="location"
属性を与えると、content属性値で指定されたアドレスに自動的に移転します。
<meta http-equiv="refresh">
要素も使えますが、モバイル端末では一定時間経ってリフレッシュする事は端末の機能上不可能であるため、待ち時間(content属性値の冒頭につける数字)は無視されます。特定のページだけを移転させたい場合に、移転前のアドレスのページにお使い下さい。
書式は以下の通りです。
<meta http-equiv="location" content="
移転先アドレス">
<meta http-equiv="location" href="
移転先アドレス">
<meta http-equiv="refresh" content="0;URL=
移転先アドレス">
<meta http-equiv="location">
要素の場合は、content属性の代わりにhref属性を用いても構いません(<meta http-equiv="refresh">
要素ではhref属性を用いると無効になります)。移転先アドレスが空の場合及び自分自身を示している場合は無視されます。
<meta http-equiv="location">
要素または<meta http-equiv="refresh">
要素は<base>要素の後に記述して下さい。<meta http-equiv="location">
要素または<meta http-equiv="refresh">
要素が記述されたページは表示されません。従いまして、<meta http-equiv="location">
要素または<meta http-equiv="refresh">
要素を記述した場合、他の要素を記述しても意味はありません(<meta http-equiv="location">
要素または<meta http-equiv="refresh">
要素前の<base>要素を除く)。<meta http-equiv="location">
要素または<meta http-equiv="refresh">
要素の記述が間違っている場合、リダイレクトが行われませんのでご注意下さい(この場合、何も書かれていないページが表示される事になります)。尚、content属性値で書かれるアドレス以外は、半角であれば大文字小文字は問いません。<meta http-equiv="location">
要素または<meta http-equiv="refresh">
要素を複数記述した場合は、一番初めに有効となる要素に従います。iモード及びWAP 2.0に於いて、自動ページ移動の扱いについて以下のように定めました。
<meta http-equiv="location">
要素または<meta http-equiv="refresh">
要素で待ち時間を0にしている場合。<meta http-equiv="refresh">
で時間を1以上にしている場合。
この扱いの違いは、実機よりも検索エンジンへの扱いに対して意味を持つでしょう。
キャッシングをサポートしている端末であれば、<meta>要素でキャッシュの寿命を指定する事が出来ます。
目次など頻繁に開かれ得るページに対してキャッシュの寿命を適切な長い時間を指定する事で、キャッシング対応端末であればリクエストが指定された秒数の間は当該ページでのサーヴァへのアクセスが省略され、サーヴァへの負荷軽減やサーヴァの転送量を節約する事が出来ます。
認識される書式は、以下の三つです。
<meta http-equiv="cache-control" content="max-age=
キャッシュの寿命秒数">
<meta http-equiv="cache-control" content="no-cache">
<meta http-equiv="pragma" content="no-cache">
複数指定した場合は、後方の指定に従います。
デフォルトではキャッシュ寿命は
となります。
非携帯端末に対しては、<link>要素で関連ページへのリンクを生成出来ます。
また、WAP 2.0端末へもモバイルコンテンツの関連ページへの<link>要素を出力します。(平成19年 1月 3日)
<link rel="alternate" media="screen">
要素で指定します。
実際に指定出来るのは一つだけです。複数指定した場合、二つ目以降は非携帯端末向けコンテンツの関連ページとして扱われます。
この情報はPCにのみ配信されます。
<link media="handheld">
要素で指定します。
複数指定も出来ます。複数指定した場合、HTML文書内の順序に従って並べられます。
PCだけでなく、WAP 2.0端末にもこの記述が出力されます。(平成19年 1月 3日)
<link media="screen">
要素で指定します。
複数指定も出来ます。複数指定した場合、HTML文書内の順序に従って並べられます。
また、rel="alternate"
属性を持つ、一番目の<link media="screen">
要素は表示コンテンツの非携帯端末向けヴァージョンとして扱われます。
この情報はPCにのみ配信されます。