HTMLの要素に関する制約。

しらぎくモバイルシステムには、HTMLの要素の処理に制約があります。

これらの制約はしらぎくモバイルシステムによるものだけでなく、端末側の制約によるものもあります。

HTMLの要素に関する制約・目次。

  1. CSS関連要素・属性
  2. <font>要素などの物理インライン要素(平成18年 3月 8日 更新)
  3. <em>要素などの論理インライン要素
  4. <blockquote>要素
  5. <meta>要素(平成19年 4月22日 更新)
  6. <link>要素(平成19年 1月 3日 更新)
  7. <a>要素
  8. <img>要素(平成18年 2月 9日 更新)
  9. <form>要素及びその内部の要素
  10. <table>要素
  11. <hr>要素

CSS関連要素・属性。

WAP 2.0端末以外では全て無効となります。

WAP 2.0端末では以下のようになります。

<font>要素などの物理要素。(平成18年 3月 8日 更新)

WAP 1.0及びH"リンク以外での扱い。

物理要素・属性が使えないWAP 1.0及び表現に制約が多いH"リンク以外では、以下の要素が有効となります。

全端末で有効

<font>要素(color属性及びsize属性), <body>要素の表示色属性, <blink>要素, <marquee>要素, <br>要素, <hr>要素, <center>要素及び<h○>要素などのalign属性。

iモード及びWAP 2.0で有効

<big>要素, <small>要素

ソフトバンク及びWAP 2.0で有効

<u>要素, <i>要素及び<b>要素。

WAP 2.0でのみ有効
<strike>/<s>要素。

基本的にWAP 2.0端末に対しては、物理要素・属性は全てインラインスタイルシートに変換されます(<big>要素, <small>要素, <i>要素及び<b>要素を除く)。

設定ファイルでのスタイル定義の設定一切適用されません

WAP 1.0での扱い。

WAP 1.0では、以下の要素が有効となります。

その他の物理要素は無効となります。

H"quot;リンクでの扱い。

H"quot;リンクでは、<font color="">要素と<blink>要素(端末依存)のみ有効となります。

その他の物理要素は無効となります。

テーブル内での制約事項。

<body>要素の背景画像属性(background属性)。

以下の端末でのみ有効となります。

背景画像をお使いになる際にご注意願いたい事。

背景画像に関する一般的な注意事項。

背景画像は対応していない端末も少なくありません。

このため、背景画像が表示されない場合に代用する背景色も必ずご指定下さい

一部のWAP 2.0端末での実装上の不具合について。

WAP 2.0端末でサイト外の画像を背景に利用する際、URLに「;」または「&」が含まれていると正常に表示出来ない端末があります。

<em>要素などの論理インライン要素。

WAP 1.0/2.0以外での扱い。

WAP 1.0/2.0以外では、以下の要素が有効になります。

これらの要素は、設定ファイルでのスタイル定義の設定に従って<font>要素などに前変換します。

また、<q>要素については、WAP 2.0以外では引用符が前後に附加されます。

WAP 2.0での扱い。

WAP 2.0では、以下の要素が有効になります。

WAP 2.0ではこれらの要素のタグを特に変化させません。

スタイルは外部CSSプロパティシートに任せております。

WAP 1.0での扱い。

WAP 1.0では、以下の要素が有効になります。

<em>要素, <q>要素, <cite>要素及び<var>要素
<i>要素に変換されます。
<strong>要素
<b>要素に変換されます。

<blockquote>要素。

<blockquote>要素の前後には、全端末で自動的に「以下引用」「引用ここまで」の表示が行なわれます。

また、<blockquote>要素にtitle属性が附与されている場合は、当該要素の前の表示は「<cite>○○</cite>より引用」に前変換されます。

また、ソフトバンク在来機, WAP 1.0及びH"リンクでは、引用部分の行頭に自動的に「>」が附与され、引用部分である事が分かり易くなります。

<meta>要素。(平成19年 4月22日 更新)

非携帯端末に対しては、<meta name="description">要素が有効になります。

携帯端末では無視されます。

検索エンジンへの指示。(平成18年12月24日)

検索エンジンに対して、<meta name="robots">要素でインデックス登録及びリンク追跡の可否を指示する事が出来ます。

例えば、<meta name="robots" content="INDEX, FOLLOW">と記述した場合、インデックス登録もリンク追跡も許可する事となります(デフォルト)。

自動ページ移動。(平成17年12月 5日)

第3.704版(平成17年12月 5日)以降では、<meta>要素にhttp-equiv="location"属性を与えると、content属性値で指定されたアドレスに自動的に移転します。

特定のページだけを移転させたい場合に、移転前のアドレスのページにお使い下さい。

書式は以下の通りです。

自動ページ移動の取扱い。(平成18年10月 3日)

iモード及びWAP 2.0に於いて、自動ページ移動の扱いについて以下のように定めました。

HTTP ステータスコード 301(恒久的な移動)を与える場合
<meta http-equiv="location">要素または<meta http-equiv="refresh">要素で待ち時間を0にしている場合。
HTTP ステータスコード 302(一時的な移動)を与える場合

<meta http-equiv="refresh">で時間を1以上にしている場合。

この扱いの違いは、実機よりも検索エンジンへの扱いに対して意味を持つでしょう。

端末キャッシュの取扱い。(平成19年 4月22日)

キャッシングをサポートしている端末であれば、<meta>要素でキャッシュの寿命を指定する事が出来ます。

目次など頻繁に開かれ得るページに対してキャッシュの寿命を適切な長い時間を指定する事で、キャッシング対応端末であればリクエストが指定された秒数の間は当該ページでのサーヴァへのアクセスが省略され、サーヴァへの負荷軽減やサーヴァの転送量を節約する事が出来ます。

認識される書式は、以下の三つです。

複数指定した場合は、後方の指定に従います。

非携帯端末に対しては、<link>要素で関連ページへのリンクを生成出来ます。

また、WAP 2.0端末へもモバイルコンテンツの関連ページへの<link>要素を出力します。(平成19年 1月 3日)

表示コンテンツの非携帯端末向けヴァージョン。

<link rel="alternate" media="screen">要素で指定します。

実際に指定出来るのは一つだけです。複数指定した場合、二つ目以降は非携帯端末向けコンテンツの関連ページとして扱われます。

この情報はPCにのみ配信されます。

<link media="handheld">要素で指定します。

複数指定も出来ます。複数指定した場合、HTML文書内の順序に従って並べられます。

PCだけでなく、WAP 2.0端末にもこの記述が出力されます。(平成19年 1月 3日)

非携帯端末向けコンテンツの関連ページ。

<link media="screen">要素で指定します。

複数指定も出来ます。複数指定した場合、HTML文書内の順序に従って並べられます。

また、rel="alternate"属性を持つ、一番目の<link media="screen">要素は表示コンテンツの非携帯端末向けヴァージョンとして扱われます。

この情報はPCにのみ配信されます。



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