HTMLの要素に関する制約(2)。

<a>要素。

href属性値に使えるURI。

href属性で示されるURIに関しては、以下のものが扱えます。

一般URL。

http://, https://及びftp://スキーム名で始まる一般のURLが使えます。

クエリの扱い。

URLの後ろに「?」を付けてクエリを記述出来ます。

画像へのリンクの場合。

<a>要素でサイト内部の画像にリンクした場合、title属性でリンク先の画像表示画面に表題を付ける事が出来ます。

フラグメントの扱い。

URLの後ろに「#」に続けてフラグメントを記述する事が出来ます。

メールアドレスへのリンクの場合。

href属性値として、mailto:スキーム名で始まるメールアドレスを用いる場合、以下のようになります。

メールアドレスに続けて、subjectクエリとbodyクエリを用いてそれぞれ題名と本文を記述出来ます。
<a href="mail@xxx.xxx?subject=メール例&body=本文">メール</a>

subjectクエリ及びbodyクエリの値は、「&」または「=」を含む場合は必ずURLエンコードを掛けて下さい。

その他の場合はURLエンコードを掛けているかどうかを判断して、掛けられていないと判断した場合は自動的に適宜URLエンコードを施します。

音声電話番号へのリンクの場合。

href属性値として、tel:スキーム名に続けた電話番号を指定する事が出来ます。

テレヴィ電話番号へのリンクの場合。

href属性値として、tel-av:スキーム名またはvtel:スキーム名で始まるテレヴィ電話の電話番号を指定する事が出来ます。

尚、WAP 1.0, WAP 2.0(ソフトバンク第三世代機を除く)及びH"リンクでは、テレヴィ電話は音声電話と見なします

フラッシュへのリンク。

インタラクティヴ表示のフラッシュへのリンクは、必ずiswf属性で指定して下さい。

その場合、iswf属性値には表示させたいフラッシュを埋め込む<object>要素に附与したid属性値の前に「#」を付けた文字列となります。

name属性及びid属性の扱い。

ソフトバンク在来機では、英数字以外の文字は全て削除されます。

<a id="POS-1">要素は<a id="POS1">要素と見なされます。

WAP 1.0及びH"リンクでは、コンテンツはname属性またはid属性を境に切片に分割されます。

このため、前後のコンテンツ切片への移動のためのアンカーが自動的に追加されます。

WAP 1.0及びH"リンクでは、同じ切片内の移動は出来ない場合があります。すなわち、<a name="#XXX">要素で分割された切片内の<a href="#XXX">要素での移動は出来ない場合があります。

ソフトバンクでの制限。

ソフトバンク在来機には以下の制限があります。

rel="external"属性。

<a>要素にrel="external"属性を入れた場合、

rel="desconnect"属性。

<a>要素にrel="desconnect"属性を入れた場合、H"リンクではhref属性が無視されて回線切断へのアンカーとなります。

<img>要素。(平成18年 2月 9日 更新)

属性について。(平成18年 2月 9日)

基本的に以下の属性を認識します。

alt属性

必須属性です。書かれていない場合は、空文字列を属性値として自動的に補います。

尚、H"リンクでサイト外の画像の場合はこの値を代替コンテンツとして表示します。

src属性
必須属性です。
align属性

をぞれぞれ指定します。

以下の点にご注意下さい。

尚、align属性の左右への配置効果は、後続の<br>要素にclear属性を付ける事で解除出来ます。

hspace/vspace属性
localsrc属性

EZウェブ向け絵文字を利用する場合、この属性の値として絵文字番号を指定します。

画像の配置について。(平成18年 2月 9日 更新)

設定スクリプト「KConfig.pl」内の$imageInlineを非ゼロ値に設定してない場合は、<img>要素の前後で改行されます。

設定スクリプト「KConfig.pl」内の$imageInlineを非ゼロ値に設定した場合は、H"リンク以外では<img>要素の前後で改行しません。

アニメーションGIFの扱い。

アニメーションGIFは、iモード以外の一部端末及びiモードでも白黒専用機では第一コマ目のみの静止画に変換されます。

<form>要素及びその内部の要素。(平成18年 1月23日)

H"リンクでの注意事項。

H"リンクでは端末の制限からpostメソッドが使えないため、強制的にgetメソッドに変換されます

また、H"リンクではフォーム機能をWMLでの等価要素を組合わせて実現するため、以下のように前変換されます。

加えて、大き過ぎるフォーム(<form>要素の内容が1200バイトを越えた場合)は表示出来ない場合があります

また、フォームの処理中にデータが大きくなりすぎた場合、途中からデータが切り落とされる場合もあります。

WAP 1.0での注意事項。

WAP 1.0ではフォーム機能をWMLでの等価要素を組合わせて実現するため、以下のように前変換されます。

また、特に白黒専用機では、大き過ぎるフォーム(<form>要素の内容が1200バイトを越えた場合)は表示出来ない場合があります

action属性。

action属性値は、<a>要素などと同様に文書設置ディレクトリ基準の相対パスと見なしますが、変換スクリプトへのURLには変換されません(第3.517版(平成17年10月13日)以降)。

ソフトバンクでの制約事項。

ソフトバンクの初期の非パケット機(ステーション非対応機)では、postメソッドが使えないため、強制的にgetメソッドに変換されます

ソフトバンクの非パケット機では、端末の仕様により以下の制約があります。

ソフトバンクの在来機(パケット機を含む)では、端末の仕様により以下の制約があります。

<select>要素。

multiple属性は無効になります。

WAP 1.0では、selected属性のある<option>要素が一番初めに移動する場合があります。

<input>要素。

WAP 1.0での<input type="submit">/<input type="reset">要素。

WAP 1.0では、<input type="submit">要素と<input type="reset">要素はそれぞれ一つのみが意味を持ちます。

<input type="submit">要素及び<input type="reset">要素はWAP 1.0では端末の操作ボタンで実現します。

istyle属性。

WAP 1.0/2.0ではistyle属性値の扱いに近い扱いをするように処理されます。

<table>要素。

テーブル表示の出来ない端末での措置と制限。

iモード, Lモード, エアーエッジフォン, WAP 1.0及びH"リンクでは、<table>要素は同等の情報を与える<dl>要素に変換されます。

この場合、bgcolor属性も当然無効となり、従ってテーブル内の<font>要素により文字が読めなくなる恐れがあります。

このため、テーブルをリストに変換する場合には、テーブル内の<font>要素も全て無効となります。

WAP 2.0端末での問題点。

WAP 2.0端末で画面の幅を越えたテーブルがある場合、正しく表示出来ない場合があります(端末側の不具合です)。

属性の制限。

全端末において、cellspacing属性, cellpadding属性及びbackground属性(背景画像)は使えません。

ソフトバンク在来機での制限。

ソフトバンクの在来機において、以下の制限があります。

<td>要素のcolspan属性及びrowspan属性。

ソフトバンクの非パケット機では、<td>要素のcolspan属性及びrowspan属性は無効となります。

このため、内部処理で対応するセルに同一のコンテンツを並べる事で対処します。

bordercolor属性。

ステーション非対応の非パケット機(初期の端末)ではbordercolor属性は使えません。

その他の端末では、<table>要素でのみ有効となります。

bgcolor属性。

<table>要素についてご注意願いたい事。

<hr>要素。

iモード, Lモード及びエアーエッジフォンでは常にnoshade属性が附与されているものとします。

ソフトバンクについては以下のようになります。

WAP 1.0では<hr>要素の属性は全て無効となります。

WAP 2.0では常にnoshade属性が附与されているものとします。また、color属性, align属性, size属性及びwidth属性は等価なCSSプロパティで実現します。

H"リンクでは、color属性のみ有効となります。


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