しらぎくモバイルシステムでは第3.710版(平成17年12月15日)より、変換したコンテンツをキャッシュする機能を導入しました。
この機能を用いる事で、一度開かれたページを再度同一キャリアで開く場合にしらぎくモバイルシステムによるコンテンツ変換を省略されるため、サーヴァの負担を軽減する事が出来ます。
但し、この機能はより一般的な機能とするため、制約も多い事をお含み置き下さい。
しらぎくモバイルシステムのキャッシュ機能は、以下のキャリアに対してのみ有効となります。
以下の三系統毎にキャッシュを作成します。
尚、iモード HTML 4.0以前の端末でアクセスされた場合は、一律にiモード HTML 4.0実装端末と見なしてキャッシュを作成します。
以下の三系統毎にキャッシュを作成します。
J-PHONE/3.0
)J-PHONE/4.0
または4.1
)J-PHONE/4.2
以降)尚、初期のステーション非対応・非パケット機(J-PHONE/2.0
)は、キャッシュ処理の対象外となります。
以下の四系統毎にキャッシュを作成します。
いずれも、フラッシュ対応と見なします。
また、以下のキャリアはキャッシュの対象外となります。
例えばアクセスカウンタプラグインを利用しているページについて、キャッシュを利用する事でカウンタが機能しなくなります。
認証機能を利用した場合、各ページのリンクURLには認証コードが自動的に附加されます。キャッシュをそのまま利用した場合、認証コードは利用している端末や時刻により値が変わるため、リンクを移動する度に認証が失効してしまいます。すなわち、ページを変える度に認証しなければならなくなります。
以上の理由から認証機能を利用している場合はキャッシュ機能は発動されません。
クエリ引継機能では、クエリをリンク先に引継がせる事でクエリの値を保持しておりますが、キャッシュ機能を用いるとクエリの値を継承出来なくなります。
第3.746版(平成18年 8月10日)以降では、VGA液晶搭載の携帯電話(PDAなど電話以外の携帯端末を除く)では、キャッシュを利用しません。
第3.710版(平成17年12月15日)現在、HTML文書のみを対象としております。
但し、<a>要素で画像を直接リンクした場合の画像表示画面はキャッシュされません。
画像についてはキャッシュの対象外となります。
ディレクトリは以下の条件を満たしたものとします。
キャッシュ機能設定変数に設置したディレクトリをCGI設置ディレクトリ基準の相対パスで指定します。
}
」の直前にキャッシュ機能設定変数を追記して下さい。これだけで、以後指定されたキャリア端末がページを開いた場合、自動的にキャッシュに変換後のコンテンツを保存するようになり、以後同一キャリアで同一ページを開く度にコンテンツ変換を省略してキャッシュにあるコンテンツを取得するようになります。
尚、元のHTML文書を差し替えた場合、自動的に差替を認識してキャッシュも更新しますので、HTML文書を差し替えてもキャッシュが旧いため反映されないように見えてしまうと言う事はございません。
また、第3.722版(平成18年 1月22日)以降は、スクリプト「K。pl」の差替えでもキャッシュの更新が行われる事になりました。
例えば、アクセスカウンタプラグインを利用しているページではキャッシュ機能を用いるとカウンタが起動しなくなると言う問題があります。
そこで、このようなページに関しては、キャッシュ機能を拒否する事も出来ます。
特定の文書のキャッシュを拒否するには、拒否したい文書の<head>要素内に以下のタグを記述します。
<meta name="system" content="no-cache">
しらぎくモバイルシステムがこのタグを認識した場合、既にキャッシュがある場合は当該キャッシュを削除して新たなキャッシュの作成も行いません。
参考までに、既に変換後の文書がキャッシュされている場合であっても、元のHTML文書が更新された際にはキャッシュも更新されるため、一旦コンテンツ変換を再度通す事になります。従いまして、<meta name="system" content="no-cache">
要素をHTML文書に挿入/削除した場合、その行為自体がHTML文書の更新となるので、変更後当該ページが開かれた際に直ちに反映される事となります。つまり、<meta name="system" content="no-cache">
の挿入削除はいつでも有効となります。
以下の場合、当該文書が呼出されたときにキャッシュが自動的に削除されます。
尚、現在のヴァージョンでは、文書の削除やキャッシュの大きさなどを自動的に認識してキャッシュを整理する機能はありません。
このため、必要な場合はキャッシュ内のファイルをFTPクライアントなどを通じて手動で削除する必要があります。
index.html
→ index.html.---i4)。