変換コンテンツのキャッシュ機能について

しらぎくモバイルシステムでは第3.710版(平成17年12月15日)より、変換したコンテンツをキャッシュする機能を導入しました。

この機能を用いる事で、一度開かれたページを再度同一キャリアで開く場合にしらぎくモバイルシステムによるコンテンツ変換を省略されるため、サーヴァの負担を軽減する事が出来ます。

但し、この機能はより一般的な機能とするため、制約も多い事をお含み置き下さい。

目次。

  1. キャッシュ機能の制約

    1. キャッシュ機能の対象キャリア
    2. キャッシュ機能による機能の制限
    3. キャッシュ機能が使えない場合(平成18年 8月10日 更新)
  2. キャッシュの対象となるコンテンツ
  3. キャッシュ機能の利用方法
  4. キャッシュ機能を利用しないページの指定方法
  5. キャッシュを削除するには(平成17年12月17日)

キャッシュ機能の制約。

キャッシュ機能の対象キャリア。

しらぎくモバイルシステムのキャッシュ機能は、以下のキャリアに対してのみ有効となります。

iモード

以下の三系統毎にキャッシュを作成します。

尚、iモード HTML 4.0以前の端末でアクセスされた場合は、一律にiモード HTML 4.0実装端末と見なしてキャッシュを作成します。

ソフトバンク在来機

以下の三系統毎にキャッシュを作成します。

尚、初期のステーション非対応・非パケット機(J-PHONE/2.0)は、キャッシュ処理の対象外となります。

WAP 2.0及びPC

以下の四系統毎にキャッシュを作成します。

いずれも、フラッシュ対応と見なします。

また、以下のキャリアはキャッシュの対象外となります。

キャッシュ機能による機能の制限。

プラグインが利用出来ない場合があります。

例えばアクセスカウンタプラグインを利用しているページについて、キャッシュを利用する事でカウンタが機能しなくなります。

キャッシュ機能が使えない場合。(平成18年 8月10日 更新)

認証機能との併用は出来ません

認証機能を利用した場合、各ページのリンクURLには認証コードが自動的に附加されます。キャッシュをそのまま利用した場合、認証コードは利用している端末や時刻により値が変わるため、リンクを移動する度に認証が失効してしまいます。すなわち、ページを変える度に認証しなければならなくなります。

以上の理由から認証機能を利用している場合はキャッシュ機能は発動されません。

クエリ引継機能との併用も出来ません

クエリ引継機能では、クエリをリンク先に引継がせる事でクエリの値を保持しておりますが、キャッシュ機能を用いるとクエリの値を継承出来なくなります。

一部端末ではキャッシュが機能しません(平成18年 8月10日)

第3.746版(平成18年 8月10日)以降では、VGA液晶搭載の携帯電話(PDAなど電話以外の携帯端末を除く)では、キャッシュを利用しません。

キャッシュの対象となるコンテンツ。

第3.710版(平成17年12月15日)現在、HTML文書のみを対象としております。

但し、<a>要素で画像を直接リンクした場合の画像表示画面はキャッシュされません。

画像についてはキャッシュの対象外となります。

キャッシュ機能の利用方法。

1. まず、キャッシュとするディレクトリを用意します

ディレクトリは以下の条件を満たしたものとします。

2. 設定ファイル「KConfig.pl」を設定します。

キャッシュ機能設定変数に設置したディレクトリをCGI設置ディレクトリ基準の相対パスで指定します。

これだけで、以後指定されたキャリア端末がページを開いた場合、自動的にキャッシュに変換後のコンテンツを保存するようになり、以後同一キャリアで同一ページを開く度にコンテンツ変換を省略してキャッシュにあるコンテンツを取得するようになります。

尚、元のHTML文書を差し替えた場合、自動的に差替を認識してキャッシュも更新しますので、HTML文書を差し替えてもキャッシュが旧いため反映されないように見えてしまうと言う事はございません。

また、第3.722版(平成18年 1月22日)以降は、スクリプト「K。pl」の差替えでもキャッシュの更新が行われる事になりました。

キャッシュ機能を利用しないページの指定方法。

例えば、アクセスカウンタプラグインを利用しているページではキャッシュ機能を用いるとカウンタが起動しなくなると言う問題があります。

そこで、このようなページに関しては、キャッシュ機能を拒否する事も出来ます。

特定の文書のキャッシュを拒否するには、拒否したい文書の<head>要素内に以下のタグを記述します。

<meta name="system" content="no-cache">

しらぎくモバイルシステムがこのタグを認識した場合、既にキャッシュがある場合は当該キャッシュを削除して新たなキャッシュの作成も行いません。

キャッシュを削除するには。(平成17年12月17日 追加)

以下の場合、当該文書が呼出されたときにキャッシュが自動的に削除されます。

当該文書が削除された場合
但し、当該文書が呼出されるまではキャッシュからの削除はありません。
当該文書が更新された場合
更新を確認した場合、更新後に文書が呼ばれた際に、一旦キャッシュから削除します。変換後、特にキャッシュを禁じられていなければ再度キャッシュされます。
当該文書に<meta>要素によるリダイレクタが指定されている場合
リダイレクタが指定されている場合、元のHTML文書は自動的に削除されます。
しらぎくモバイルシステムの差替えが行われた場合
「K.pl」の差替えを認識して処理します。

尚、現在のヴァージョンでは、文書の削除やキャッシュの大きさなどを自動的に認識してキャッシュを整理する機能はありません。

このため、必要な場合はキャッシュ内のファイルをFTPクライアントなどを通じて手動で削除する必要があります。


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