しらぎくモバイルシステムには、別サイトからのデータを、クエリの形で受取り、また逆に別サイトにクエリの形で引渡す機能を持っております。
予め設定ファイルで外部から受取るべき、或いは外部に引渡すべきクエリ名を指定する事で、しらぎくモバイルシステム内では外部から受取ったクエリを保持したままサイト内を移動出来るようになります。
この場合、保持したいクエリに関して、クエリ名を持つか持たないかで扱い方が異なります。
=
YYY」とした際のXXXの部分。CGIなどのウェブプログラムではこの名前を用いてクエリの種類を判別します。
=
YYY」とした際のYYYの部分。いわゆる"値"になります。
=
YYY」と記述せずに「XXX」と値だけを記述したクエリ。一部のウェブプログラムでこのようなクエリを扱うものがあります。クエリを、
クエリ名=
クエリ値
と言う形で用いる場合は、以下の要領でご利用になれます。
しらぎくモバイルシステムが実際に利用しているクエリはやり取り出来ません。
具体的には、以下のクエリ名は使えません。
pdx
」で始まるクエリ名…H"リンクではデータの受渡しにこれらのクエリ名を用います。従いまして、H"リンクからデータを受取る場合を除いて使わないようにして下さい。先ず、予め設定ファイルで外部から受取るべき、或いは外部に引渡すべきクエリ名を指定しておいて下さい。
クエリ名を用いずにクエリを記述する場合、すなわち、URLの後ろにクエリの値のみを記述する場合は、以下の要領に従います。
=
」「;
」「&
」を含める事は出来ません。含めた場合はクエリ値そのものが無効になるか、これらの文字で価が切り捨てられるかのどちらかとなります。先ず、予め設定ファイルで$noNameQuery
変数に1を入れておいて下さい。
これの設定により、名前を持たないクエリを内部で保持する事が出来ます。
外部サイトがしらぎくモバイルシステムで構築されたサイトにクエリを引渡すには以下の二つの方法が使えます。
この場合、クエリ値が非アスキィ文字を含む場合は、URLエンコードしておく事をお勧めします。
具体的には以下のようにします(userID
クエリを渡す場合)。
<a href="
しらぎくモバイルシステムで構築されたサイトのURL?userID=
○○">
…</a>
この場合、メソッドがGETでもPOSTでも、<input type="hidden">要素で引渡しが可能になります。
具体的には以下のようにします(userID
クエリを渡す場合)。
<form action="
しらぎくモバイルシステムで構築されたサイトのURL" method="post">
<p>
<input type="hidden" name="userID" value="
○○">
…</p>
</form>
この場合、クエリ値が非アスキィ文字を含む場合は、URLエンコードしておく事をお勧めします。
また、名前の無いクエリでは、以下の二つの方法で扱う事が出来ます(XXXXXX
クエリ値を渡す場合)。
具体的には以下のようになります。
<a href="
しらぎくモバイルシステムで構築されたサイトのURL?XXXXXX">
…</a>
pdxEX
」を用いる「pdxEX
」は内部で名前の無いクエリを扱うためのクエリ名ですが、このクエリ名を外部からも受け付けております。
具体的には以下のようになります。
<a href="
しらぎくモバイルシステムで構築されたサイトのURL?pdxEX=XXXXXX">
…</a>
いずれの場合も、「;
」または「&
」で区切って他のクエリ名を持ったクエリを併記する事が出来ます。
例えば、前者の場合、名前の無いクエリと併せて「UserID=YYYYYY
」と言うクエリと組合わせる場合は以下のいずれかで記述出来ます。
<a href="
しらぎくモバイルシステムで構築されたサイトのURL?XXXXXX;UserID=YYYYYY">
…</a>
<a href="
しらぎくモバイルシステムで構築されたサイトのURL?UserID=YYYYYY;XXXXXX">
…</a>
この場合、メソッドがGETでもPOSTでも、<input type="hidden">要素で引渡しが可能になります。
また、name属性としては「pdxEX
」を用います。
具体的には以下のようにします(XXXXXX
クエリ値を渡す場合)。
<form action="
しらぎくモバイルシステムで構築されたサイトのURL" method="post">
<p>
<input type="hidden" name="pdxEX" value="XXXXXX">
…</p>
</form>
しらぎくモバイルシステムで構築されたサイトでは、予め指定されたクエリをサイト内外を問わず全てのリンクに附加します。
従いまして、しらぎくモバイルシステムで構築されたサイトから外部サイトにクエリを引渡したい場合は、<a>要素でも<form>要素でも引渡したいクエリ名は一切指定する必要はありません。
但し、端末の実装上の問題から、名前を持たないクエリに関しては、<form>要素を通じての引渡しは動作が保障出来ません。名前を持たないクエリを引渡す場合は<a>要素をお使い下さい。
http://
〜?userID=
)。この場合、名前をもたないクエリの場合は、クエリ名として「pdxEX
」を用います。尚、<form>要素でクエリを引渡した場合、ソフトバンクの非パケット・ステーション対応機(旧ジェイフォン初期端末を除く非パケット機)以外ではURLにクエリの形で附与されます。
method="get"
属性を与えているフォームでは標準入力にポストされます。その他の場合は他機種同様クエリの形となります。