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システムの概要。
このしらぎくモバイルシステムはPerl 5で動作する携帯電話向けウェブコンテンツ変換スクリプトです。
このスクリプトを用いる事で、既存のiモード向けコンテンツ及びEZウェブ向けコンテンツを他キャリアにもベストエフォートで閲覧出来る様になります。
また、iモードやEZウェブ向けに作成されたGIF画像も、端末に合せて適切な形式に変換します。
- GIF画像の他、JPEG画像や他携帯電話向けサイト用のPNG画像も適切な形式に変換します。
これにより、特定キャリア向けのHTML文書と画像を用意するだけで、他のキャリアの方にもご覧頂けるようになります。
従来このようなシステムは、JAVAなどで書かれたものが多いのですが、JSPに対応しているサーヴァは少なく、また導入コストもかなり高いようです。
このシステムは、CGI対応なら殆どのサーヴァが対応しているPerl 5を利用したローコストなシステムを目指して開発されたものです。
尚、現在のところ、以下の機能はサポートしておりません。
- ソフトバンクの絵文字。
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現在、iモード向け絵文字とEZウェブ向けの絵文字がサポートされております。
しかしながら、ソフトバンク向けの絵文字は現在のところサポートしておりません。
- H"リンク及びボーダフォン初期端末でのPOST メソッドでの入力フォーム。
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<form method="post">要素は強制的に<form method="get">要素に変換されます。
- 尚、掲示板をご利用になりたい方は、PC・携帯電話・PHS対応の新しらぎく掲示板もご用意しておりますので、ご利用下さい。
機能限定版と完全版。(平成19年 6月 8日)
また、第4.3200版(平成19年 6月 8日)からは、以下のキャリアへの変換機能を省略した機能限定版もご用意しました。
- WAP 1.0 (日本国内のWAP 1.0端末は、端末側のコンテンツ変換機能でiモード向けコンテンツの閲覧が可能になっております)
- H"リンク (正式なサポート打ち切りは行われておりませんが、ユーザは殆ど残っておりません)
機能限定版では、上記向けのスクリプトを省略しております。
H"リンク及び海外のWAP 1.0端末サポートを行いたい場合には、従来通りの完全版をご利用下さい。
どのような方向けか。
しらぎくモバイルシステムは、主に以下のような方に向いております。
- お手持ちのiモードサイトまたはEZウェブ向けサイトを更に多くの方にお見せしたい方
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iモードまたはEZウェブに対応するコンテンツは、H"リンクでは閲覧出来ませんし、ボーダフォン在来機ではテキストは読めてもGIF画像を見る事は出来ません。
また、端末によってはコンテンツをそのまま表示させるのは問題があります。
このため、全端末に対して、HTMLとGIF画像を適切なフォーマットに変換してお届けします。
- 携帯電話向けコンテンツをこれから作りたい方
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このシステム対応にしたiモード対応コンテンツを作る事で、携帯電話やPHSは勿論、国内の殆どのネット機器で閲覧が可能になります。
- 初期のPメールDX端末で対応しないものもあります。
- 英語などISO-8859-1文字セットでコンテンツを記述した場合は、国内のみならず海外の殆どのネット対応携帯電話でも閲覧出来るようになります(日本語コンテンツでは日本語フォントが入っていない海外端末で表示不能となります)。
- 殆どのCGI対応サーヴァに対応
- Perl 5で書かれているため、殆どのCGI対応サーヴァにて稼動させる事が出来ます。
- 殆どの携帯電話・PHSに対応
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iモード(PHS・フォーマ含む)・EZウェブ(WAP 1.0/WAP 2.0)・ボーダフォン(在来機/WAP 2.0)・H"リンク(初期のPメールDX端末を除く)・エアーエッジフォン・Lモード・PDAに対応したコンテンツを出力出来ます。
- WAP 1.0及びH"リンクは完全版でのみ対応します。機能限定版ではこれらに対してはiモード準拠の変換とします。
また、ファイルサイズなどに制限のある端末に対しては、適宜ファイル分割を行う事で適切に表示出来るようにします。
PCで閲覧する場合は、iモードまたはWAP 2.0準拠での取扱いとなります。
- HTML 3.2/HTML 4.01/XHTML 1.0-1.1/XHTMLベーシック準拠
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携帯電話向けのコンパクトHTMLも適切に解釈して処理出来ます。
出力はiモード及びボーダフォン在来機等がHTML 4.01 トランジッショナル, WAP 2.0がXHTML モバイル・プロファイル, WAP1.0がWML 1.1及びH"リンクがオープンネットコンテンツとなります。
- GIF画像/JPEG画像/PNG画像を適切な形式に変換します
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GIF画像だけ用意すれば、ボーダフォン在来機及びWAP 1.0端末ではGIF画像をPNG画像に変換します。また、H"に対しても適切なBMP形式に変換されます。
- PNG画像もご用意している場合は、画像変換機能を用いずにご用意されたPNG画像を利用します。これにより、サーヴァの負担を軽くする事も出来ます。
- 白黒専用端末には、二階調に減色して配信します。
勿論、GIF画像及びJPEG画像に加えて、PNG画像からの変換もサポートしております。
オリジナルのサイトがソフトバンク在来機向けの場合にはPNG画像が用いられ、iモード端末での閲覧は出来ませんが、このシステムを用いれば適宜画像変換される事で全端末向けに公開出来るようになります。
- 高密度液晶(QVGA)端末に対しては、GIF画像/JPEG画像/PNG画像を適宜拡大して配信します
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- ソフトバンクの非パケット機に対しては、拡大機能も拡大画像も利用しません。これは通信料の高騰を防ぐ事と、端末の容量制限が厳しい事が理由です。
- また、JPEG画像の拡大機能は、特許問題及びサーヴァの負荷の問題から利用を忌避する事も出来ます。
勿論、高精細度のGIF画像ないしJPEG画像をご用意頂ければ、画像拡大機能を用いずにご用意された大判画像を利用します。これにより、サーヴァの負担を軽くする事も出来ます。
- 画像処理にはより効率の良いバイナリも利用出来ます
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画像処理もPerlで組んだスクリプトが利用出来ますが、Perlの特性上、どうしても処理が重くなってしまいます。
このため、サーヴァ環境に応じて以下のバイナリを利用出来るようにしております。
これらのバイナリが利用出来る環境では、PC向けの高解像度の画像も適宜縮小して配信出来るようになります。
詳しくは当マニュアル・しらぎくモバイルシステムが取扱える画像内の画像処理に利用出来るバイナリをご覧下さい。
- パスワード認証にも対応しております
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検索エンジンのクロールを弾きたい場合や、特定の方にだけ公開したい場合は、予めパスワードを設定する事で、閲覧時に認証を行います。
勿論、画像のアクセスに対しても認証が行われます。
- リンク元の規制機能もあります
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特定のURL以外からのアクセスを拒否する機能もございます。
これを用いると、
- 主要検索エンジンからのアクセスが弾かれます。
- PCからのアクセスでは、指定されていないURLからのリンクは一律に拒絶されます(URLの手入力によるアクセスも拒否されます)。
- 画像へのアクセスでは、URLの手入力によるアクセスが拒否されます。
- 携帯端末からのアクセスは規制対象外となります。
- アクセス許可を出来るURLの部分文字列は、一種類のみ指定出来ます。
- 画像については、デフォルトではしらぎくモバイルシステムからのアクセスか、URLを手入力した場合に限り表示されるようになっております。
現在、しらぎくモバイルシステムは以下のような構成になっております。
- CGI設置ディレクトリ
- 本体などのスクリプトが入ります。
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- lib
- 汎用下請けスクリプトなどが入ります
- img
- libi
- 画像処理用の下請けスクリプトが入ります。
- libt
- HTML文書変換処理用のスクリプトが入ります。
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- h
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H"リンク向けの処理に必要な下請けスクリプトが入ります。
- i
-
iモード及びソフトバンク向けの処理に必要な下請けスクリプトが入ります。
- 第4.3320版(平成19年 7月22日)を以って、「j」ディレクトリは廃止されました。
- w
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WAP 1.0端末向けの処理に必要な下請けスクリプトが入ります。
- w2
- WAP 2.0端末向けの処理に必要な下請けスクリプトが入ります。
- Options
- プラグインが入ります(デフォルトでは空となります)。
- icons
- システムアイコンが入ります(中身として、ダイヤルボタン用のアイコンが収められております)。
- lock
- ファイルロック用のサブディレクトリです(このディレクトリはいじらないで下さい)。
各ディレクトリ内のスクリプト。
CGI設置ディレクトリ。
- K.cgi
- CGIの本体です。
- img.cgi
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GIF/PNG画像変換機能CGIの本体です。
GIF/PNG画像を端末に合わせて適宜変換する機能があります。
- H"リンクでは画像は出力リソースに埋め込む事となっており、このCGIは利用しません。
- img2.pl
- GIF/PNG画像変換機能CGIの処理スクリプトです。
- KConfig.pl
- 設定ファイルです。スタイルなどはこのファイルを変更する事で指定します。
- K.pl
- 変換機能の本体です。
libディレクトリ内のスクリプト。
- K-sys.pl
- しらぎくモバイルシステム及びプラグインで利用出来る函数が入ります。
- K-CSS.pl
- しらぎくモバイルシステムで使用するスタイルシートを配信するスクリプトです。
imgディレクトリ内のスクリプト。
- img_gif2-0.pl
- PC向けにGIF画像を配信する際に呼出される下請スクリプトです。
- img_gif2-1.pl
- GIF画像を処理する際に、NetPBM利用環境で呼出される下請スクリプトです。
- img_gif2-2.pl
- GIF画像を処理する際に、イメージマジック利用環境で呼出される下請スクリプトです。
- img_gif2-3.pl
- GIF画像を処理する際に、NetPBMもイメージマジックも利用しない環境(ピュアPerl環境)で呼出される下請スクリプトです。
- img_gif2-4.pl
- のアクセスキーなどのアイコン処理に利用します。
- jpg2-0.pl
- PC向けにJPEG画像を配信する際に呼出される下請スクリプトです。
- jpg2-1.pl
- JPEG画像を処理する際に、NetPBM利用環境で呼出される下請スクリプトです。
- jpg2-2.pl
- JPEG画像を処理する際に、イメージマジック利用環境で呼出される下請スクリプトです。
- jpg2-3.pl
- JPEG画像を処理する際に、NetPBMもイメージマジックも利用しない環境(ピュアPerl環境)で呼出される下請スクリプトです。
- img_png2-0.pl
- NetPBMを利用しない環境でPNG画像をPC向けに処理する際に呼出される下請スクリプトです。
- img_png2-0-2.pl
- NetPBMを利用する環境でPNG画像をPC向けに処理する際に呼出される下請スクリプトです。
- img_png2-1.pl
- PNG画像を携帯端末向けに処理する際に、NetPBM利用環境で呼出される下請スクリプトです。
- img_png2-2.pl
- PNG画像を携帯端末向けに処理する際に、イメージマジック利用環境で呼出される下請スクリプトです。
- img_png2-3.pl
- PNG画像を携帯端末向けに処理する際に、NetPBMもイメージマジックも利用しない環境(ピュアPerl環境)で呼出される下請スクリプトです。
libiディレクトリ内のスクリプト。
- temp
- このサブディレクトリは画像変換で利用する場合があります。
- img-Certify.pl
- 画像変換機能における認証機能です。
- putBMP.pl
- ビットマップを生成するスクリプトです。
- putGIF.pl
- GIF形式の画像を生成するスクリプトです。
- putPNG.pl
- PNG形式の画像を生成するスクリプトです。
- readGIF.pl
-
GIF形式の画像を読込んで、ピクセル列などの情報を取得するスクリプトです。
このスクリプトが返してきたデータを加工して、他の画像形式などにします。
- readJPG.pl
-
JPEG形式の画像を読込んで、減色した上でピクセル列などの情報を取得するスクリプトです。
JPEGに対応していない端末に対しては、JPEG画像はこのスクリプトを通じて他の画像形式に変換可能なデータにします。
- プログレッシヴJPEG画像には対応しておりませんのでご注意下さい。
- readPNG.pl
- _readPNG.pl
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いずれもPNG形式の画像を読込むスクリプトです。
PNG画像を一切用意しない場合は利用されません。
「readPNG.pl」はインタレースPNG画像を用いている場合にのみ必要となります。
- この場合、設置前に「readPNG.pl」を削除して「_readPNG.pl」を「readPNG.pl」にリネームして設置して下さい。
インタレースPNG画像を一枚も利用していない場合はこの手続きは要りません。
- toIndexed.pl
- フルカラーのPNG画像/JPEG画像をインデックスドカラーに変換するスクリプトです。いわゆるディザアルゴリズムを用いており、216色にまで減色します。
- toBW.pl
- カラー画像を白黒画像に変換するスクリプトです。同時に解像度も縮小します。
- Inflate.pl
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PNG画像を読込むのに欠かせない、インフレート展開スクリプトです。
但し、サーヴァがZlibを実装している場合はこのスクリプトは利用されません。
あくまでも、Zlibの代用として用意しているものです。
- Deflate.pl
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PNG画像を生成するのに欠かせない、デフレート圧縮スクリプトです。
但し、サーヴァがZlibを実装している場合はこのスクリプトは利用されません。
あくまでも、Zlibの代用として用意しているものです。
- Enlarge.pl
- QVGA対応端末向けのJPEG以外の画像を拡大するスクリプトです。
netPBM.pl
NetPBMを活用して画像変換を行うためのスクリプトです。
libtディレクトリ内のスクリプト。
- K-i.pl
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iモード・Lモード・エアーエッジフォン・ソフトバンク在来機及びCSS非対応環境向けの変換処理です。
携帯端末には独自仕様のコンパクトHTML、PCにはHTML 4.01 トランジッショナルに変換します。
- 第4.3320版(平成19年 7月22日)から従来のソフトバンク非パケット機処理「K-j.pl」を「K-i.pl」に統合しました。
- K-w2.pl
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WAP 2.0端末(XHTML端末)及びCSS対応環境変換機能の本体です。
XHTMLに変換します。HTMLで正当でも、XHTMLで不当となるような記述は全て修正されます。
- K-i-Certify.pl
- HTML/XHTML端末共通の認証機能です。
- K-w.pl
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WAP 1.0端末(EZウェブHDML端末及び海外のWML端末)変換機能の本体です。
HTMLをWML 1.1に変換します。
- K-w-Certify.pl
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WAP 1.0端末の認証機能です。
- K-h.pl
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H"リンク向け変換機能の本体です。
独自仕様のオープンネットコンテンツに変換します。
- K-h-Certify.pl
-
H"リンク向けの認証機能です。
- K-redirect.pl
- 不適切なURLでアクセスされた場合に適切なURLにリダイレクトする機能があります。
- K-i-PC.pl
- iモード及びボーダフォン在来機モードで、PC向けにコンテンツを変換する場合に利用します。
K-i-AirEdgeIcons.pl
エアーエッジフォン向けに絵文字を変換するためのデータを収めたスクリプトです。
iディレクトリ内のスクリプト。
- K-i-Icons.pl
- K-j-Icons.pl
- 絵文字を利用する場合にのみ読み込まれるデータです。
- K-j-table.pl
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ソフトバンク在来機ではテーブルに一部制限があるため、これに対処するための前処理スクリプトです。
- 第4.3320版(平成19年 7月22日)のjディレクトリ廃止により伴い、iディレクトリに移動させました。
wディレクトリ内のスクリプト。
- K-w-form.pl
- WAP 1.0端末でのフォームに対処するための前処理スクリプトです。
w2ディレクトリ内のスクリプト。
- K-w2-Icons.pl
- ソフトバンク向けに絵文字を変換するためのデータを収めたスクリプトです。
- K-w2-Icons2.pl
- WAP 2.0向けに絵文字を変換するためのデータを収めたスクリプトです。
- K-w2-PC.pl
- PC向けにコンテンツを出力するためのスクリプトです。
hディレクトリ内のスクリプト。
- K-h-form.pl
- H"リンク端末でのフォームに対処するための前処理スクリプトです。
- K-h-gif.pl
- NetPBMを利用していない環境で、H"リンク端末での出力コンテンツにGIF画像をビットマップに変換して埋め込むための下請けスクリプトです。
- K-h-gif-1.pl
- NetPBMを利用する環境で、H"リンク端末での出力コンテンツにGIF画像をビットマップに変換して埋め込むための下請けスクリプトです。
- K-h-jpg.pl
- NetPBMを利用していない環境で、H"リンク端末での出力コンテンツにJPEG画像を無変換またはビットマップに変換して埋め込むための下請けスクリプトです。
- K-h-jpg-1.pl
- NetPBMを利用する環境で、H"リンク端末での出力コンテンツにJPEG画像を無変換またはビットマップに変換して埋め込むための下請けスクリプトです。
- K-h-png.pl
- NetPBMを利用していない環境で、H"リンク端末での出力コンテンツにPNG画像を無変換またはビットマップに変換して埋め込むための下請けスクリプトです。
- K-h-png-1.pl
- NetPBMを利用する環境で、H"リンク端末での出力コンテンツにPNG画像を無変換またはビットマップに変換して埋め込むための下請けスクリプトです。