しらぎく日本語URIの動作に必要な環境及び望ましい環境について解説します。
しらぎく日本語URIを設置するには、以下の条件を満たしている事が必要です。
ウィンドウズでは日本語文字を含んだURLの引渡しの際にデータがおかしくなる事があるようです。
アパッチ独自のモジュールを利用するため、アパッチ以外のサーヴァでは動作しません。
mod_rewrite でのURL内部読替を利用します。
しらぎく日本語URIはPerl 5で書かれているためです。
しらぎく日本語URIを設置するには、上記の必須条件に加えて以下の条件を満たしている事が望ましい事となります。
アクセスされたURLをいちいち調べてリダイレクトやコンテンツ配信を行うため、処理時間より頻度と言う見地からサーヴァには相当な負荷になる事も予想されます。
これを軽減するには、各回の処理を短時間で終えられるようにするのが良いでしょう。
そのため、mod_perl や スピーディCGI など、一度読み込んだスクリプトを長時間に亘ってキャッシュする Perl アクセラレータと呼ばれるモジュールを導入する事が望ましいと言えるのです。
検索エンジンが日本語URLを日本語表示してくれるようにするには、UTF-8でエンコードされている事が必要です。
しかし、実際にはシフトJISコードなども使われているため、文字コードの相互変換が必要になります。
尚、Perlのヴァージョンが 5.8.3 より前の場合は、指定した文字コード以外でエンコードされた日本語URLは無効となります。
ファイル処理に安全な sysopen()函数を利用しております。
sysopen()函数では Fcntl モジュールをuse文で呼出す事で利用する記号定数などを定義します。
しかし、一部の環境では Fcntl モジュールが実装されていない場合があります。
このスクリプトの場合、単にファイルを読出しのためだけに開くので、多くの環境では記号定数の代わりに「0
」を用いても問題は起こらないのですが、稀に動作しない場合もあります。
HTML文書を配信する際に、対応しているウェブブラウザ(現行のPC向けなら殆ど全部)に対して、GZIP圧縮を行います。
GZIP圧縮を行うには Compress::Zlib モジュールが実装されている事が必要です。