画像変換処理機能の概要。

しらぎくモバイルシステムには、iモード用のGIF/JPEG画像を他キャリア向けに変換する機能を搭載しております。

目次。

端末ごとのスキーム。

端末によって、扱いが異なっております。

  1. まず、端末の利用可能な画像形式などを調べます。

    具体的に調べられるのは、以下の通りです。

  2. 続いて、指定された画像が存在しない、或いは存在しても画像が表示可能な解像度でなければ、エラーとします(この処理以降は画像の種類ごとに異なる処理となります)。
  3. 端末が指定された画像に対応しているのであれば、そのまま配信します。
  4. そうでなければ、対応可能な代替画像があればそれを配信します。
  5. 代替画像が無い場合には、画像変換を行います。

GIF画像変換処理。

変換の手順。

変換が必要とされる場合には、以下のようにして処理します。

  1. GIF画像を読込んでデコードします。
  2. 白黒化が必要な場合は減色処理を行います。
  3. QVGA端末に対して、大判画像が用意されていない場合は画像を拡大します。
  4. 求められている方式にエンコードします。

実際に必要な処理。

以上より、実際に必要とされる処理は、以下の通りとなります。

これらの処理を組合わせて適切な形式の画像を配信します。

JPEG画像変換処理。

実際に必要な処理。

実際の手順はGIFの場合と大差ありません。

実際に必要とされる処理は、以下の通りとなります。

これらの処理を組合わせて適切な形式の画像を配信します。

現在実装していない主な機能。

現在のところ以下の機能は実装しておりません。

QVGA向け大判画像の縮小処理。

大判画像を縮小すると言うのもありでしょうが、今のところは実装しておりません。

変換機能が今まで導入出来なかった理由。

変換機能を実現するには、GIF画像の基幹技術であるLZW圧縮アルゴリズムを利用しなければなりません。

このアルゴリズムは、日本国内では平成16年 6月19日まで米国ユニシス社の特許となっておりました。

ユニシス社は法律で認められている場合を除く如何なる場合でも、ライセンス料を徴収する事としておりました。

この為、この機能の導入が出来なかったのです。

しかしながら、日本における特許は平成16年 6月20日に失効しており、それ以降の開発には何ら問題はありません。


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