JPEG画像処理の概要。

しらぎくモバイルシステムに搭載されている画像変換機能でのJPEG画像の処理機能について解説します。

尚、JPEG画像の詳細については、参考資料をご覧下さい。

「readJPG.pl」- JPEG画像の読込スクリプト。

「readJPG.pl」はJPEG画像を読込み、ピクセル列の情報を与えます。

具体的な処理の流れは以下のようになります。

  1. 指定された画像ファイルを開いてバイナリデータを読込む。
  2. バイナリデータがJPEG画像である事を確認し、画像解像度他、展開時に必要なデータを取出す。
  3. 画像をJPEGのフォーマットに従って展開する。

取扱可能なJPEG画像。

尚、実際に対応可能なJPEG画像は以下の通りとなっております。

実際には120×144ピクセルズ以内のプログレッシヴでないJPEG画像であれば問題は無いでしょう。

減色処理について。

カラー扱いの場合は、RBG各三階調の27色誤差拡散方式で、白黒扱いの場合は二階調の誤差拡散方式で減色します。

白黒扱いでの処理は、GIF画像での減色処理とほぼ同じです。

問題点。

一般論として、JPEG画像で保存されている画像をGIF/PNG形式に変換しようとすると、どうしても重くなってしまいます。

これは圧縮アルゴリズムの向き不向きがJPEGとGIF/PNGとで全く正反対である事によるもので、実際 3キロバイトのJPEG画像が10キロバイト近くに肥大する事もあります。

とは言うものの、減色をし過ぎると画像が分かり難くなるなどの問題が生じます。

一番いい方法は実際に使用されている色に合わせて減色する事でしょうが、これを実現させようとするとかなり処理が複雑になりそうです。


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