WAP 2.0端末(EZウェブ及びソフトバンクの次世代機(700番台以降), 海外の次世代機)及びフルブラウザ搭載のエアーエッジフォンでは以下のように処理されます。
原則として、以下のようになります。
"
」は実体参照に置換えられます。ここで挙げていないタグは、全て無視されます。
lang属性(xml:lang属性も可)の値を、言語情報として取得します。
内容を文書の題名として取得します。
尚、<title>要素を記述していない場合の題名は不定な文字列となります。
text, bgcolor, link, alink, vlink各属性値を、基本表示色のデータとして取得します。
取得されたデータは<style>要素に変換され、外部プロパティシートをリンクする<link>要素が予め指定してある場合は、その前に来るように配置されます。
尚、これらの値は予めスクリプト側でもiモード・ソフトバンク在来機向けに設定出来ますが、WAP 2.0ではこれらの設定値は利用しません。
href属性で指定されるURLを相対URLの基準とします。
尚、正当な仕様では相対URLが出てくる前に一回だけ記述出来る事になっており、しらぎくモバイルシステムでもこれに違背した場合は相対URLの扱いを保障出来ません。
内容を含めて削除されます。
media属性が省略されているか、media属性値に「handheld」が含まれている場合に内容を取得します。
取得した内容は、外部プロパティシートをリンクする<link>要素が予め指定してある場合は、その後に来るように配置されます。
尚、<style>要素だけでなく、一般要素のstyle属性も有効になります。
<link>要素でリンクしているリソース(スタイルシートを除く)は、WAP 2.0端末及びPCでも機能します。
いずれの場合も、href属性値のURIが適宜補正されます。
WAP 2.0端末に対しては、<link>要素はmedia属性値にhandheld
またはtty
が含まれているもののみが有効となり、これらは<head>要素内に出力されます。
その他の<link>要素は無効となります。
PCに対しては、<link>要素は
screen
が含まれている<link>要素handheld
またはtty
が含まれている<link>要素の順に<head>要素内に出力します。
但し、以下に該当する<link>要素がある場合、そのうちの一番目のものを一番初めに出力し、更に<body>要素内にもPC向けの代替コンテンツへの案内アンカーとして適切な<a>要素に変換されて出力されます。
alternate
である。screen
が含まれている。name="system"
属性以外のname属性を持つ<meta>要素は、そのまま反映されます。
http-equiv属性を持つ<meta>要素は、内部で利用され、出力には反映されません。
携帯電話向けのコンテンツには利用されないため、<map>要素は全部削除されます。
原則として、そのまま扱います。
<dl>, <ul>及び<ol>要素内では、以下のように扱います。
余白取りのために、リストアイテム要素で無い要素をリスト要素の直下に置いている場合、その扱いは不定になります。
これらの場合は、一番内側のリスト要素の直下になるまで閉じていない要素を閉じ(正当なリストアイテム要素を含む)、その上でリストアイテムを開始するなどします。
属性に関して、以下の読替を行います。
<h○>要素及び<p>要素にてalign属性が指定されている場合、それらをインラインスタイル(style属性)のtext-alignプロパティに変換し、align属性は削除します。
その他はそのままの出力となります。
<blockquote>要素の前後に、以下のメッセージが付与されます。
要素タグはそのままの出力となります。
但し、<blockquote>要素の直下には必ずブロックレヴェル要素を設置しなければならないため、自動的に<div>要素の内容となります。
<blockquote>要素にtitle属性が付与されていない場合は、以下の出力になります。
<ul><li>以下引用。</li></ul>
title属性が付与されている場合は、以下の出力になります。
<ul><li><cite>○○</cite>より。</li></ul>
<blockquote>終了タグの直後には、以下のように出力されます。
<ul><li>引用ここまで。</li></ul>
上記の通り、<blockquote>要素にはその直前直後に引用を表すメッセージが自動的に付与され、これを忌避する事は出来ません。
このため、<blockquote>要素を字下げの目的で利用している場合は問題が生じ得る事をお含み置き下さい。
そのまま出力します。
尚、<select>要素内では、<optgroup>要素と<option>要素以外は全て破棄されます。
そのまま出力します。
<span style="color: color属性値; ">要素に変換されます。
<span style="text-decoration: blink; ">要素に変換されます。
<span style="text-decoration: underline; ">要素に変換されます。
以下の要素に関しては、そのままの出力となります。
name属性はid属性に変換されます。
href属性値に関しては、以下のようになります。
rel="external"
」属性が付いている場合(平成17年 8月26日)。<a>要素に「rel="external"
」属性が付いている場合はサイト内の画像で無い限り、サイト外にあるリソースと見なします。
従って、「rel="external"
」属性を付けた場合、サイト内部のページであっても、当該ページを表示させるCGIのURLには変換されず、そのまま出力されます。
当該ページを表示させるCGIへのURLに変換します。
尚、フラグメント名も指定している場合は、指定されたフラグメントが末尾に付与されます。
<object>要素及び<embed>要素の有効条件は以下のようになります。
image/gif
, image.jpeg
及びimage/png
)かフラッシュ(application/x-shockwave-flash
)の場合で且つdata属性がある場合application/x-shockwave-flash
)で且つsrc属性がある場合に限り有効となります。
但し、フラッシュの場合は以下の条件も加わります。
<object>要素で静止画像を扱う場合は、内容(次の</object>タグまでの記述)からタグを全て取去ったものをalt属性値とし、data属性値をsrc属性値とする<img>要素に変換して<img>要素処理に引き渡します。
その他の場合は適切な<object>要素(PCの一部端末では<embed>要素)に変換します。
この場合、次の</object>タグまでの記述のうち、<param>要素(name属性値がloop, quality及びbgcolorとなっているもの)のみを抽出して当該<object>要素内の<param>要素に(<embed>要素に変換する場合は<embed>要素の属性に)変換されます。
尚、<object>要素が無効と判定された場合、当該<object>要素の開始・終了タグと内容の<param>要素のみが無視されるため、結果的に内容が代替コンテンツとして配信される事となります。
一方<embed>要素は終了タグを持たない空要素と解釈するため、終了タグは当該<embed>要素が有効と判断された場合であっても無効となります。
<noembed>要素はフラッシュに対応していない携帯端末では開始・終了タグとも無視する事で結果的に内容を代替コンテンツとする事が出来ます。
フラッシュ対応端末では、次の</noembed>タグまでが読み飛ばされます。
<img>要素は、設定により以下のようになります。
強制的にブロックレヴェル要素化されます。
画像をインライン表示にする設定にしていなければ、強制的にブロックレヴェル要素化されます。
すなわち、インラインの画像は前後で強制的に改行されます。
具体的には、開いている段落/見出し要素及びアンカーを一旦閉じて、<img>要素を<p align="cneter" mode="wrap">要素の内容にして出力したあと、一度閉じた要素を再度開きます。
<img>要素外での処理は行なわれません。
尚、画像をインライン表示にする/しない設定のデフォルト設定は、以下のようになっております。
いずれの場合も設定ファイルで画像をインライン表示にする/しない設定の切替が可能になっております。
この他、src属性値に関して以下のような処理が行われます。
当該JPEG画像を機種により振分けるCGIへのURLに変換します。
当該GIF画像を機種により適切なものに変換するCGIへのURLに変換します。
変換時にはwidth/height属性を無視します。
また、QVGA液晶端末に対して、QVGA端末用の大判画像が用意されていない場合、非QVGA端末用の小判画像をwidth/height属性を実際の解像度の二倍の値にする事で拡大機能を用いる事無く拡大表示させます。
<a>要素及び<img>要素でCGIへのURLに変換する場合、以下のようになります。
全て相対URLとなります。
CGIに引渡すリソース名の指定はクエリ値となります。
尚、実機に対してエクストラパスを用いた場合は、クエリでパラメータを指定するURLへリダイレクトとなります。
全て絶対URLとなります。
CGIに引渡すリソース名の指定は以下のようになります。
尚、リソース名以外のパラメータは全てクエリ値で引渡しとなります。
また、エクストラパスを利用する設定となっている場合に、クエリでリソース名を指定している場合は、エクストラパスでリソースを指定するURLへリダイレクトとなります。
以下の順でプロパティシート関連要素が出力されます。
特に、PCでは以下のように出力されます。
尚、実機ではXHTMLモバイル・プロファイルの文書型となります。