iモード, ソフトバンク在来機, エアーエッジフォン(フルブラウザ搭載端末を除く)及びLモードでは以下のように処理されます。
原則として、以下のようになります。
"
」は実体参照に置換えられます。ここで挙げていないタグは、全て無視されます。
lang属性(xml:lang属性も可)の値を、言語情報として取得します。
内容を文書の題名として取得します。
尚、<title>要素を記述していない場合の題名は不定な文字列となります。
text, bgcolor, link, alink, vlink各属性値を、基本表示色のデータとして取得します。
尚、これらの値は予めスクリプト側でも設定出来ますが、HTML文書側で指定がある場合はHTML側での指定に上書きされます。
href属性で指定されるURLを相対URLの基準とします。
尚、正当な仕様では相対URLが出てくる前に一回だけ記述出来る事になっており、しらぎくモバイルシステムでもこれに違背した場合は相対URLの扱いを保障出来ません。
内容を含めて削除されます。
尚、<style>要素だけでなく、iモード・ソフトバンク在来機では一般要素のstyle属性も全て無効になります。
<link>要素は、PCで閲覧した場合及び検索エンジンがクロールする場合に、アンカーに編集されて文書に「関連ページ一覧」として付与されます。
この場合、関連ページ一覧の排列は、以下の条件に従います。
基本的には以下の前後関係となります。
尚、各カテゴリ内の順序は、HTML文書内に現れる順序に従います。
但し、以下に該当する<link>要素で一番初めに現れたものは、「本コンテンツPC版」として元の順番に関係無く一番初めに表示されます。
また、これに該当した<link>要素は、関連ページ一覧以外にも文書の先頭に表示される情報となります。
尚、上記の条件を満たす<link>要素でも、二番目以降に現れたものは正規の順序に従って排列されます。
以下に該当する<link>要素は排列の対象外となります。
media属性があって、且つ「screen」「handheld」「tty」のいずれも含まれないもの。
関連ページ集のアンカーは、以下の通りになります。
リンク先のアドレスは絶対アドレスで(モバイルシステム内で取扱われるリンク先は相対アドレスでも可)、href属性で指定します。
PCで閲覧している場合は、name="description"属性がある場合、出力HTML文書のヘッダに追加します。
これは主に検索エンジン対策として導入されているものです。
携帯電話向けのコンテンツには利用されないため、<map>要素は全部削除されます。
id属性の扱い方は、
で異なる処理となります。
<a>要素及び<blockquote>要素以外でのid属性の扱い方は、
で異なります。
<a>要素を除くインライン要素(<embed>要素及び<blink>要素を含む)でid属性が附与されている場合、当該要素の直前に当該id属性値をname属性値とする空の<a>要素を出力するようにします。
<blockquote>要素及び<hr>要素を除くブロックレヴェル要素(リストアイテム要素を含む)でid属性が附与されている場合、id属性が附与されている場合、当該要素開始タグの直後に当該id属性値をname属性値とする空の<a>要素を出力するようにします。
例えば、
<h1
…id="
○○">
は、
<h1
…>
<a name="
○○">
に変換されます。
<a>要素に附与されたid属性は、name属性に変更します。
<blockquote>要素にid属性が附与されている場合、<blockquote>要素の前に自動的に附与されるメッセージの先頭部分に当該id属性値をname属性値とする<a>要素が含まれるようにします。
<dl>, <ul>及び<ol>要素内では、以下のように扱います。
余白取りのために、リストアイテム要素で無い要素をリスト要素の直下に置いている場合、その扱いは不定になります。
これらの場合は、一番内側のリスト要素の直下になるまで閉じていない要素を閉じ(正当なリストアイテム要素を含む)、その上でリストアイテムを開始するなどします。
ソフトバンクのHTMLでもリスト要素が定義されておりますが、入れ子関係に大きな制約があるため、ソフトバンクに対してはリスト要素はそのままでは出力できません。
要素の入れ個数に応じて行頭に「 」を適宜挿入し、必要に応じてマーカを付けるなどの措置を執っております。
<address>要素以外はそのまま出力します。
また、<address>要素は未定義なので、<p>要素に変換されます。
尚、<h○>要素に関しては、表示色及びテキスト配置を予めスクリプト設定で指定でき、表示色を指定している場合は自動的に当該色をcolor属性とする<font>要素が付与され、テキスト配置が指定されている場合は自動的にalign属性が付与されます。
上記の実機での変換に加えて、<h○>要素も<p>要素に変換されます。
ソフトバンク在来機では<address>要素及び<h○>要素は定義されておりません。
この為、どちらも<p>要素に変換されます。
更に<p>要素のalign属性も未定義なので、align="center"属性が付与されたら<center>要素に、align="right"属性が付与されたら<div align="right">要素にそれぞれ読替えられます。
<blockquote>要素の前後に、以下のメッセージが付与されます。
尚、ソフトバンク在来機では<blockquote>要素が定義されておりませんので、タグは出力されません。代りに内容となるテキストに対して、行頭に必ず「> 」が付与されるようになっております。
<blockquote>要素にtitle属性が付与されていない場合は、以下の出力になります。
<ul><li>以下引用。</li></ul>
title属性が付与されている場合は、以下の出力になります。
<ul><li>○○より。</li></ul>
但し、<cite>要素に関する表示色をスクリプト設定で指定している場合は、以下のようになります。
<ul><li><font color="**">○○</font>より。</li></ul>
<blockquote>終了タグの直後には、以下のように出力されます。
<ul><li>引用ここまで。</li></ul>
上記の通り、<blockquote>要素にはその直前直後に引用を表すメッセージが自動的に付与され、これを忌避する事は出来ません。
このため、<blockquote>要素を字下げの目的で利用している場合は問題が生じ得る事をお含み置き下さい。
<div align="center">要素は最終的には<center>要素に置換されます。
また、ソフトバンクでは<div>要素及び<center>要素の入れ子が禁じられています。
このため、ソフトバンクでは入れ子構造にならないようにタグが組替えられます。
例えば、
<div align="center">
内容(1)<div align="right">
内容(2)</div>
内容(3)</div>
となっている場合は、
<center> 内容(1) </center> <div align="right"> 内容(2) </div> <center> 内容(3) </center>
と再配置されます。
ソフトバンク以外はそのまま出力します。
ソフトバンクでは以下の読替が行われる事に注意して下さい。
action属性の後ろにクエリが付いている場合、送出時にクエリが切落される仕様となっている機種があるため、クエリに関しては<input type="hidden">要素に変換されます。
=
クエリ値」の書式になっていない場合はvalue属性値が空になります。また実際に受取る際に末尾に「=」が附加されるでしょう。クエリ名及びクエリ値に関して、URLデコードを施します。
そのまま出力します。
尚、<select>要素内では、<optgroup>要素と<option>要素以外は全て破棄されます。
そのまま出力します。
PCの場合、対応は実装依存です。
そのまま出力します。
そのまま出力します。
以下の要素に関しては、予め表示色をスクリプト設定で指定している場合は当該色をcolor属性値に持つ<font>要素に置換され、指定されていない場合は開始・終了タグとも削除されます。
以下の要素に関しては、開始・終了タグとも削除されます(スタイルを事前指定する事は出来ません)。
尚、いずれの要素も、属性は全て無効となります。
ソフトバンクではname属性とhref属性を双方同時に指定する事が出来ません。
このため、ソフトバンクではname属性とhref属性が同時に指定されている場合は、name属性のみを持つ空の<a>要素を先行させ、name属性を削除してから処理に入ります。
尚、id属性はname属性と見なして処理されます。
具体的には、
<a name="
○○" href="
××">
…</a>
となっている場合は、
<a name="○○"></a>< href="××">…</a>
と置き換えられます。
href属性値に関しては、以下のようになります。
rel="external"
」属性が付いている場合(平成17年 8月26日)。<a>要素に「rel="external"
」属性が付いている場合はサイト内の画像で無い限り、サイト外にあるリソースと見なします。
従って、「rel="external"
」属性を付けた場合、サイト内部のページであっても、当該ページを表示させるCGIのURLには変換されず、そのまま出力されます。
当該ページを表示させるCGIへのURLに変換します。
尚、フラグメント名も指定している場合は、指定されたフラグメントが末尾に付与されます。
<object>要素及び<embed>要素の有効条件は以下のようになります。
image/gif
, image.jpeg
及びimage/png
)かフラッシュ(application/x-shockwave-flash
)の場合で且つdata属性がある場合application/x-shockwave-flash
)で且つsrc属性がある場合に限り有効となります。
但し、フラッシュの場合は以下の条件も加わります。
<object>要素で静止画像を扱う場合は、内容(次の</object>タグまでの記述)からタグを全て取去ったものをalt属性値とし、data属性値をsrc属性値とする<img>要素に変換して<img>要素処理に引き渡します。
その他の場合は適切な<object>要素(PCの一部端末では<embed>要素)に変換します。
この場合、次の</object>タグまでの記述のうち、<param>要素(name属性値がloop, quality及びbgcolorとなっているもの)のみを抽出して当該<object>要素内の<param>要素に(<embed>要素に変換する場合は<embed>要素の属性に)変換されます。
尚、<object>要素が無効と判定された場合、当該<object>要素の開始・終了タグと内容の<param>要素のみが無視されるため、結果的に内容が代替コンテンツとして配信される事となります。
一方<embed>要素は終了タグを持たない空要素と解釈するため、終了タグは当該<embed>要素が有効と判断された場合であっても無効となります。
<noembed>要素はフラッシュに対応していない携帯端末では開始・終了タグとも無視する事で結果的に内容を代替コンテンツとする事が出来ます。
フラッシュ対応端末では、次の</noembed>タグまでが読み飛ばされます。
<img>要素は、設定により以下のようになります。
強制的にブロックレヴェル要素化されます。
画像をインライン表示にする設定にしていなければ、強制的にブロックレヴェル要素化されます。
すなわち、インラインの画像は前後で強制的に改行されます。
具体的には、開いている段落/見出し要素及びアンカーを一旦閉じて、<img>要素を<p align="cneter" mode="wrap">要素の内容にして出力したあと、一度閉じた要素を再度開きます。
<img>要素外での処理は行なわれません。
尚、画像をインライン表示にする/しない設定のデフォルト設定は、以下のようになっております。
いずれの場合も設定ファイルで画像をインライン表示にする/しない設定の切替が可能になっております。
この他、src属性値に関して以下のような処理が行われます。
当該JPEG画像を機種により振分けるCGIへのURLに変換します。
当該GIF画像を機種により適切なものに変換するCGIへのURLに変換します。
変換時にはwidth/height属性を無視します。
また、QVGA液晶端末に対して、QVGA端末用の大判画像が用意されていない場合、非QVGA端末用の小判画像をwidth/height属性を実際の解像度の二倍の値にする事で拡大機能を用いる事無く拡大表示させます。
テーブルに関しては、ソフトバンク以外では一旦<dl>要素に変換して処理されます。
ソフトバンクでも非パケット機で一部制限があるため、この制限を取除く処理が施されます。
<a>要素及び<img>要素でCGIへのURLに変換する場合、以下のようになります。
全て相対URLとなります。
CGIに引渡すリソース名の指定はクエリ値となります。
尚、実機に対してエクストラパスを用いた場合は、クエリでパラメータを指定するURLへリダイレクトとなります。
全て絶対URLとなります。
CGIに引渡すリソース名の指定は以下のようになります。
尚、リソース名以外のパラメータは全てクエリ値で引渡しとなります。
また、エクストラパスを利用する設定となっている場合に、クエリでリソース名を指定している場合は、エクストラパスでリソースを指定するURLへリダイレクトとなります。
予めデフォルトの表示色がスクリプト設定が与えられている場合、または元のHTML文書で<body>要素にて表示色が設定されている場合は、それらが適切な属性として出力HTML文書の<body>要素に与えられます。
特に、PCではHTML 4.01 トランジッショナルの文書型となります。