PHPとの併用について。

PHPで構築されたモバイルサイトに関して、対応し切れない端末向けにしらぎくモバイルシステムを併用する事も考えられます。

第2.12版(平成16年 7月12日)までは、このような用途を考慮しておりませんでした。

このため、第2.20版(平成16年 7月20日)から、PHPとの親和性を高めるようにしております。

実際にPHPによるモバイルサイトにしらぎくモバイルシステムをご利用になる場合は、以下の点にご留意下さい。

PHPの処理は出来ません。

しらぎくモバイルシステムはPerlで記述されており、よってPHPスクリプトを実行する事は出来ません。

従いまして、PHPで動的にコンテンツを編成する場合しらぎくモバイルシステム経由ではご覧になれないコンテンツが生じる事になります

尚、しらぎくモバイルシステムでは「<?php?>」は全て読み飛ばすようになっております。

画像について。

以下の二つの方法が考えられます。

1. PHPファイルからの相対パスを指定する。

この場合、PHPでは画像変換機能がご利用になれません。

2. 画像変換CGIを直接呼出す。

<img>要素のsrc属性値として画像変換CGIを直接呼出すように記述します。

この場合、WAP 1.0端末及びH"リンク端末以外はPHPを利用してコンテンツを配信出来るようになります。

GIF画像の場合。
<img alt="代替文字列" src="http://…/img.cgi?a=画像ファイルへの相対パス;d=d.png">
JPEG画像の場合。
<img alt="代替文字列" src="http://…/jpg.cgi?a=画像ファイルへの相対パス;d=d.png">

CGIのURLはしらぎくモバイルシステムの設置ディレクトリに合せて下さい(絶対URLを推奨します)。

画像ファイルへの相対パスは予め設定してる画像収納ディレクトリからの相対パスとなります。

尚、URLの後ろには必ず「;d=d.png」というダミーのクエリを付けて下さい

このダミークエリが無いと、ソフトバンクで画像表示が出来なくなります。

実際の利用方法。

PHPで構築されたモバイルサイトにしらぎくモバイルシステムを利用する場合、以下のようにします。

PHPを利用しない文書も拡張子を「php」に統一します。
スクリプト設定で設定するHTML文書の拡張子も「php」に設定します。
拡張子が設定と異なったりソースは処理しないようになっております。
トップページとなるPHPファイルでしらぎくモバイルシステムを利用する端末を判別して、該当端末には「header("location:");」でリダイレクトします。
但し、H"リンクではHTTPにおけるリダイレクトが使えないため、ドアウェイページを発行すれば良いでしょう。

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