CSSの現行規格・CSS第二水準では事実上全ての要素のスタイルをCSS制作者がほぼ完璧に掌握出来るようになりました。
この結果、仕様と実装のギャップが更に問題になってきたような気がします。
特にしらぎくポップアップメニューを開発するに当たっては、表組関連の要素に関して適切なdisplayプロパティを適用しても実際には機能しないと言う問題があります。
従来、メニュー部分に関して、ブラウザごとの誤差に対応するため表組を用いてきましたが、この問題がある以上表組みは安心して使う事が出来ません。
このため、CSS第二水準実装ブラウザでならほぼ完璧に実装されている<div>要素に考えられるあらゆるプロパティをしっかり固める事で、利用者の環境に左右されない表示を実現するように変更しました。
一応、制作者が試験したブラウザは以下の通りです。
あらゆるブラウザの存在を考えるとまだまだ少ないですが、出来る限りのテストを行いました。
<a>要素に関して、display: blockプロパティを用いる事で、一定幅のアンカーを作る事が可能ですが、インターネットエクスプローラ4.xではdisplay: blockプロパティが機能しないとの事で、この結果メニューアイテムに<a>要素が並んだ場合に縦に並ばず横にアンカーが並んでしまい、操作しづらくなってしまう事が予想されました。
このため、始めは<a>要素を含まないメニュー項目に限って<div>要素で固めていましたが、<a>要素にも<div>要素でブロック化する事にしました。