実機限定プラグイン。

しらぎくモバイルシステムのプラグインで、日本国内の携帯端末実機以外でのアクセスを遮断する機能を実現するプラグインの解説です。

本来この機能は.htaccessファイルなどの設定ファイルで実現可能ですが、そう言った設定を無効にしている環境でもご利用になれるものです。

しらぎくモバイルシステム実機限定プラグインの概要。

しらぎくモバイルシステムで作成したサイトに対して、エヌ・ティ・ティ・ドコモ, KDDI(AU/ツーカー), ソフトバンク, ウィルコム(H"リンク・エアーエッジフォン)及びLモードの実機以外からのアクセスを遮断します。

このプラグインではホスト名ではなく、IPアドレスを元に判定しますので、DNS逆読み機能を外しているサーヴァでも問題無く利用出来ます。

しらぎくモバイルシステム実機限定プラグインの設置方法。

全ページを遮断したい場合。

  1. しらぎくモバイルシステム設置ディレクトリ(「K.cgi」の入っているディレクトリ)に「Options」と言うディレクトリがある場合はその直下に入手したオプションパッケージ「Options」に入っている「AddRealDevices.pl」をコピーします。

    CGI設置ディレクトリ(「K.cgi」の入っているディレクトリ)「Options」と言うディレクトリがまだ無い場合は入手した「Options」をCGI設置ディレクトリに丸ごとコピーします。

  2. あとは設定したファイルやディレクトリをCGIサーヴァに設置するだけで完了です。設置後は自動的にプラグインを認識して実行します。

特定ページのみ遮断したい場合。

  1. 予め遮断したいHTML文書の冒頭に「<!-- plug-in: AddRealDevices -->」と言うコメント宣言を記述します。
  2. 入手したパッケージに入っている「AddRealDevices.pl」を「@AddRealDevices.pl」(頭に「@」を付ける)にリネームしてから設置します。設置後はコメント宣言を記述したページへのアクセスは実機以外は出来なくなります。

エラーメッセージ画面を作成したい場合。(平成17年10月13日 追加)

しらぎくモバイルシステムの設定ファイル「KConfig.pl」内末尾の「}」より前の行に、以下の記述を行ないます。

    $AddRealDevices_message=<<ED;
    (エラーページの内容・HTMLで記述します)
ED

$AddRealDevices_message=<<ED;」と「ED」の間に、HTMLでエラーメッセージ画面を記述します。

以下に記述例を挙げます。

    $AddRealDevices_message=<<ED;
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">
<html>
<head><title>エラー</title></head>
<body>
<h1>エラー。</h1>
<p>申\し訳ございませんが、このコンテンツは携帯電話及びLモード以外ではご覧になれません。</p>
</body>
ED

許諾IPを追加したい場合。

端末会社がIP帯域を変更した場合や、私的に許諾したいIPを追加される場合は、しらぎくモバイルシステムの設定ファイル「KConfig.pl」内末尾の「}」より前の行に、以下の記述を行ないます。

    $AddRealDevices_addition=<<ED;
    (追加したい帯域を一行ずつ記述します)
ED

$AddRealDevices_addition=<<ED;」と「ED」の間に、追加したいIPアドレス帯域を一行ずつ記述します。

IPアドレス帯域は、四つの十進数を「.」で繋ぎ、後ろに「/」を続けたあとサブネットマスクを入れます。

この時、追加する帯域は以下のルールに従って記述して下さい。

以下に記述例を挙げます。

    $AddRealDevices_addition=<<ED;
12.34.56.0/24
254.253.252.128/25
ED

この他、プラグイン本体の「my $allowed=$kconv::AddRealDevices_addition.<<ED;」と「ED」の間に同様に帯域を記述する事も出来ますし、また削除する事も出来ますが、アップデートの際に設定を再度し直さなければならないので推奨致しません。

アップデートされる場合。

このプラグインをアップデートされる場合は、「AddRealDevices.pl」を上書きして下さい。


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