フルカラー対応版について。

フルカラー対応版は、その名の通り、フルカラーにも対応したヴァージョンです。

以下の場合にフルカラー扱いとなります。

大きな変更点。(平成17年 7月31日)

これまで、PNG非対応環境に対しては、JPEG画像を配信しておりましたが、第1.80版(平成17年 7月31日)からは減色GIF画像に変換して配信するようになりました。

これは、JPEG画像の生成処理がサーヴァにとって非常に大きな負荷となるためです。

GIF画像は生成処理は最も高速なため、PNG画像非対応環境でアクセスした場合の負荷が大幅に軽減される事となります。

尚、従来版(第1.61版以前)をご利用の方は、以下のような手順でアップデートして下さい。

  1. 新たに追加された「putReduceGIF.pl」を設置する。
  2. 「putcatbmp.pl」が仕様変更となったので差替える。
  3. 「putJPG.pl」は不要となるので削除する。

スクリプトの内容。

現在、以下の六つのスクリプトがセットされております。

putcatbmp.pl
スクリプトの本体で、以下の五つのスクリプトを呼出しております。
BMPcat.pl
ビットマップ画像を連結してそのデータを返すスクリプトです。
putGIF.pl
GIF画像を生成して出力するスクリプトです(インデックスドカラー専用)。
putReduceGIF.pl
フルカラー画像を216色に減色してGIF画像として出力するスクリプトです(フルカラー専用)。
putPNG.pl
PNG画像を生成して出力するスクリプトです。サーヴァがCompress::Zlibをサポートしていない場合は以下のスクリプトを利用します。
Deflate.pl

サーヴァがCompress::Zlibをサポートしていない場合に代用するスクリプトです。

フルカラーでの扱い。

フルカラー画像は、原則としてPNG画像にして配信しますが、PNG画像に対応していない環境へは216色に減色してGIF画像を配信するようにします。

ブラウザがPNG対応かどうかの判断。

アクセス時のリクエストヘッダ内のACCEPTフィールドに「image/png」が含まれている場合、無条件でPNG画像対応と判断されます。

しかしながら、インターネットエクスプローラではリクエストヘッダ内のACCEPTフィールドに「image/png」が含まれていないため、このままではインターネットエクスプローラは常にPNG画像非対応と見做されてしまいます。

このため、インターネットエクスプローラ5.0以降である事をユーザエージェント文字列から判断出来た場合も、PNG画像対応と判断します。

尚、インターネットエクスプローラのコンポーネントを利用しているブラウザ(ドーナツやルナスケープ等)には、ユーザエージェント文字列に独自のものを用いるものがあり、その場合PNG非対応と誤認される事があります。

PNG対応ブラウザの場合。

PNG非対応ブラウザの場合。

常にGIF画像での発行となります。

フルカラー画像の場合は216色に減色されます。

PNG画像について。

フルカラー画像をPNG画像として発行する場合、PNG画像には当然フィルタが掛けられます。

フィルタについては、制作者が行ってきた実験の結果を踏まえて、フルカラーでは常に「ピースのフィルタ」に固定しております。

尚、フルカラー対応版でのPNG生成ルーティンでは、「Zlib.pm」を実装していないサーヴァが大き過ぎる画像を処理しようとした場合、無圧縮PNGを発行するようになっております。

また、現状ではビットマップからの変換のため、アルファチャネルを使わないようにしましたが、将来の拡張に備えて対応出来るようにはしております。

携帯電話でお使いの場合。

携帯電話について、フルカラー画像を扱う場合は以下の点にご留意下さい。

インデックスドカラーの扱い。

インデックスドカラーの場合は常にGIF形式での発行となります。


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