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FF11

Ogre Battle Saga
Left-Handed
Pants
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古の昔、
力こそがすべてであり
鋼の教えと
闇を司る魔が支配する
ゼテギネアと呼ばれる時代があった。

"Ogre Battle Saga冒頭部分より"


この文章から始まる壮大なる物語、Ogre Battle Saga。
今までこの物語に関するゲームソフトがいくつか発売され、いずれも熱狂的なファンの多い名作シリーズですが、このOgre Battle Sagaという名前と各ゲームの副題には秘密があることを知っていますか?


全八章からなる創作神話『Ogre Battle Saga』。
この物語を作り上げたのは松野泰己氏なんですが、このシリーズで氏が関わったのは

・ Ogre Battle(物語自体)
・ EPISODE V 伝説のオウガバトル"The March of the Black Queen"
・ EPISODE VII TacticsOgre"Let Us Cling Together"
・ EPISODE VIII "In The Lap of the Gods"

この4つ。EPISODE VIII はゲームとしては存在していないですが、松野氏が構想を練っていたそうです。この松野氏が関わった部分に秘密があるんですが、ひとまずそれは置いといて別のお話。



華麗にして緻密、繊細にして重厚なサウンドで世界中を魅了した世界的バンドQUEEN。1991年11月24日、Vocalのフレディー・マーキュリーがエイズにより他界した後もファンは増え続ける一方です。

QUEENの出したアルバムの中で一番の傑作は?
と聞かれたときに必ず出てくるのが"QUEEN II"。



"QUEEN II"(アナログ盤)
Guitarのブライアン・メイ作の曲だけをまとめたSIDE-Aを"Side-White"、フレディー・マーキュリー作の曲だけをまとめたSIDE-Bを"Side-Black"と呼ぶ。特にSide-Blackはロック史上稀に見る大傑作。

SIDE-A
1. Procession
2. Father To San
3. White Queen [As It Began]
4. Some Day One Day
5. The Loser In The End
SIDE-B
6. Ogre Battle
7. The Fairy Feller's Master-Stroke
8. Nevermore
9. The March Of The Black Queen
10. Funny How Love Is
11. The Seven Seas Of Rhye



もう御解りかも知れませんが、Ogre Battle Sagaと各ゲームの副題(松野氏が関わった作品のみ)は全てQUEENの曲名から作られたものです。

・ "OgreBattle"は"QUEEN II"6曲目から。
・ EPISODE V 伝説のオウガバトル
 "The March of the Black Queen"は"QUEEN II"9曲目から。
・ EPISODE VII TacticsOgre
 "Let Us Cling Together"は"A Day At The Races"10曲目から。
・ EPISODE VIII "In The Lap of the Gods"は
 "SHEER HEART ATTACK"7曲目から。

何でも、松野泰己氏が大学時代に"QUEEN II"を聞き、そこからインスピレーションを受けて全八章からなる創作神話"Ogre Battle Saga"という壮大な話を書き上げた、とのこと。
曲を聴いただけで話を作り上げる松野氏も凄いですが、そう思わせた曲の方も凄すぎです。

という事で、Ogre Battleシリーズが好きな方はQUEENの曲を一度聞いて見てはどうでしょうか。




【おまけ】
松野氏がSQUAREに移籍後作った第一作FINAL FANTASY TACTICSですが、この作品の第4章のタイトル"Somebody To Love"もQUEENの曲名です。
"A Day At The Races"6曲目より。