ウィンドウズにJcode.pmをインストールするには。

ウィンドウズにJcode.pmをインストールする際の手順についてのメモです。

他OSでは、余り意味は無いでしょう。

ウィンドウズにJcode.pmをインストールするには・目次。

Jcode.pmの入手。

Jcode.pm公式サイトの半ばにみられる、「Jcode-x.xx.zip」と言うアンカーがウィンドウズ版のJcode.plのZIPファイルへのリンクとなっております。

Jcode.pmのインストール。

インストールはMS-DOSプロンプト(旧式のウィンドウズ)またはコマンドプロンプト(現行のウィンドウズ)上での操作となりますが、以下、コマンドプロンプトとして解説します。

  1. まず、取得したZIPファイルを解凍します。
  2. 解凍して得られたフォルダを、コマンドプロンプトの作業フォルダに移し、コマンドプロンプトを起動します。
  3. cd Jcode-x.xx\ コマンドで当該フォルダに移動します。

  4. perl Makefile.plコマンドでMakefile.plを起動します。
  5. 続いて、nmakeコマンドを入力します。
  6. 最後に、nmake installコマンドを入力します。

あとがき・なぜ、Jcode.pmか?

ご存知の通り、日本語にはさまざまな文字コードがあります。

このため、ISO-2022-JP(JIS コード), シフトJISコード及びEUC日本語コード間での相互変換のためにjcode.plが開発されました。

jcode.pl自体は決して不便なものではありません。たった一つの問題を除いては。

そう、jcode.plUTF-8をサポートしていないのです。

ISO-2022-JP(JIS コード), シフトJISコード及びEUC日本語コード相互間は同じJISの文字コードをベースにしているので、相互変換は比較的容易です。

しかしながら、UTF-8ユニコードをベースにしているので、JISコード系の文字コードからの変換には膨大な相互対照表が必要になります。

制作者自身はUTF-8コードについては、個人的には余り好きではありませんし、ユニコードの恩恵を享受する事(例えば日本語と韓国語の文章を混在させる、第二水準にも無い漢字を利用するなど)も余りありません。

しかしながら、ユニコードは今後益々多くの場面で利用される事でしょう。

そのため、対応すべき場面では対応する必要があると考えます。

尚、Perl 5.8以降では、UTF-8を含むあらゆる文字コードの処理が可能になりました。

従って、Perl 5.8以降をご利用の場合には、Jcode.pmは必要ありません。

ただ、Jcode.pmとPerl 5.8のモジュールでは書き方が異なるので、配布を前提とするのであれば、双方に対応出来ると良いかも知れません。


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