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PHPとは「ハイパーテキスト・プロセッサ」の略で、HTML文書に埋め込む事で実行されるスクリプト言語です。
HTMLに埋め込んで実行させる方法には他にSSI(サーヴァサイド・インクルード)もありますが、SSIと違ってかなり複雑な処理も埋め込む事が可能です。
PHPの長所。
- Perlに較べて速い。
- 現在、CGIと言えば多くはPerlで記述しますが、PHPより重くなってしまうようです。
- CGIと違って設置箇所の制約が無い。
- CGIの場合は「cgi-bin」等の専用のディレクトリに設置しないと動作しないサーヴァも少なくありません。トップページでの端末振り分けなどをしたい場合にはそれでは不便です。
- 一方PHPはHTML文書に埋め込んで実行させると言う事から、HTMLが設置できるディレクトリであれば何処においても動作します(勿論サーヴァがPHPに対応している事が条件です)。
PHPの短所。
- 対応していないサーヴァが意外に多い。
- 特にISPが提供しているウェブサーヴァではまずサポートされません。いわゆるレンタルサーヴァでも、ウィンドウズサーヴァだとサポートされないものがあるようです(代りにウィンドウズサーヴァでは必ずと言って良いほどASP(アクティヴ・サーヴァ・ページ)が提供される)。
このため、この解説も余り役立てる事は出来ないかも知れませんが、取引サーヴァが対応しているのなら、是非活用したいものです。
制作者の場合、メインサーヴァではPHPに対応していないのでPerlに依るCGIを、サブサーヴァではPHPに対応しているので、Perlに依るCGIとPHPを併用するようにしました。
PHPを使う上での注意事項。
拡張子は「.php」とします。普通のHTML文書に単純に埋め込んでも実行されません。
